日常生活を楽しむ(9) タコ無しのタコ焼きは暴挙か快挙か New

たこ無しのたこ焼き

 マダコが高いです。モーリタニア産などの輸入ものでも以前から水揚げ量が減っていると言われていましたが、ここへきてさらに値段が上がっています。
以前は近くの激安スーパーで頻繁に100g当たり198円の特売をしていましたが、今はたまに298円で売るのが最安値で、通常は348円です。
このあおりを受けて、関西人のソウルフードであるタコ焼きを家で作る機会もめっきり減りました。

 そんな中、大阪のあるタコ焼き店で、ついに「タコ無しのタコ焼き」を売り始めたとの記事を目にしました。店によると、タコの仕入れ値高騰でタコ焼きの販売は一時中止し、代わりにタコ無しで値段を下げて販売するとのこと。なんと6個当たり100円だそうです。500円払えば30個も買えます。


 私は子どもの頃からたこ焼きの値段でインフレというものを肌で感じて育ちました(笑)。物心がついた頃は10円で6個くらい買えたのですが、それが5個,4個,3個・・・と年々減って10円で1個になった後、20円で1個,30円で1個・・・と、どんどん上がっていきました。
関東は関西よりも少し高いようですが、今は6個当たり400円以上です。
6個100円というのはいつ頃の水準でしょうか。もちろんタコが入っていないので単純比較はできませんが・・・。

 タコ無しのタコ焼きは家でも作ったことはあります。これはタコ焼きを作っていてタコが先に切れたときに仕方なく作るもので、主に冷凍保存してお茶漬けのトッピングにしています。天茶漬けのような味でおいしいので、利用価値はあります。
しかしながら、最初からタコ無しで作るのは邪道と言わざるを得ません。

 そこで、タコに代わる材料がないかと思い、イカ入りとアサリ入りを試作してみました。
他に入れた具材は小口ネギ・紅ショウガ・天かすの各レギュラー陣。生地は薄力粉とその10%量の片栗粉・ほんだし・しょうゆ・卵を入れて氷水で溶かしたもので、家で作る通常のタコ焼きと同じです。

イカ・アサリ・プレーン
左からイカ入り、アサリ入り、プレーン。プレーンがそのうち普通になってしまうかも。

 イカとアサリは手頃な値段で入手できる冷凍のミックスシーフードから取り出しました。そうです。解凍~加熱すると中から水分が出て驚くほど小さくなるアレです。

 食べてみると、イカはまあまあタコに近い感じもありますが、味にインパクトがなく食感も柔らかすぎます。アサリは2個ずつ入れましたが、存在感がさらにないうえアサリ特有の味がします。どちらも、入れてもいいですが決してタコの代わりにはならないことが分かりました。

 試しに「プレーン」(タコ無しのタコ焼きと同じ)も作りましたが、そもそも生地に味がついていて上からソースも塗っているので、味は基本的にイカ入りやアサリ入りとさほど変わりません。よって、「もう、いっそのことプレーンで良いではないか」と思いました。

 ちゃんとしたイカやアサリを使えばもっと存在感があると思いますが、それらは値段が高いので代わりに使う意味がありません。
このように試行錯誤した結果、上記のタコ焼き店が始めた「タコ無しタコ焼き 6個100円」は暴挙ではなく、疑いなく快挙と言えます。
この物価高の時代に、昭和へ戻ったような価格水準への大幅値下げは賞賛されるべきものでしょう。

 皆さまのソウルフードは何でしょうか。ソウルフードにまつわる思い出がありましたら、そのお話を自分史ムービーや終活動画に入れてみませんか。家で作って食べているシーンを撮影してもいいですね。ぜひご相談ください。

 

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