終活動画とは

 まずは、終活動画の基本的な考え方と、自分史動画との違いについて整理します。

 終活動画とは、終活で行うことのひとつとして、自分自身の意思で人生の記録や思いを動画として残すものです。

 終活動画は、終活ビデオ・終活ムービー・終活映像などと呼ばれることもありますが、「動画」という言葉が定着するとともに、終活動画が一般的な呼称になっています。

 動画に入れる内容は、終活として残しておきたいことを自由に構成できます。

 人生の振り返りなど「生きてきた自分」と、日常生活や趣味の様子など「生きている自分」の姿、一家のルーツや祖先の話、家族に伝えておきたいこと等、さまざまな内容が考えられます。

 終活は自分自身で行うものですので、終活動画も基本的にご本人の意思で作るものですが、ご家族の提案がきっかけとなる場合もあります。

 自分史動画との違いは、作る動機の違いです。

 終活動画は、「終活の一環で、動画に自分のどんな映像を入れて、誰に伝えるか」という動機で作ります。

 これに対して自分史動画は、終活というものを特に意識せず、ご自身の動画を作りたい方や家族の発案によって作るものです。

 従って、終活動画に入れる内容は、基本的には自分史動画と共通です。

 違いがあるとすれば、ご希望によって、家族に対する遺言的なメッセージや、葬儀での上映を想定したご挨拶を入れる場合等が、終活動画特有の内容となります。

 終活動画を作ることで得られる価値を、4つの観点からご紹介します。

 断捨離・資産管理・墓地の準備など、終活の多くは自分のためというよりも、「家族や周囲の方が困らないように整えておく」という動機によるものです。

 これに対して、終活動画の作成は「家族が困らないようにというよりも、主に自分自身のため」という、大切な価値があります。

 これまでの人生をひととおり振り返り、ご自身が生きてきた軌跡を改めて見渡したり、そのうえで今後は人生をどう楽しんでいくかを考えるという価値があります。

 当舎は動画を作るだけでなく、特にこの部分を大切に考えており、お客様の人生振り返りが充実したものとなるようにサポートいたします。

 写真や資料を集めたり撮影や取材に応じたり、という動画を作る過程は、楽しい体験となり良い思い出として残ります。

 家族はあなたのことをよく知っているようでも、あなたが話したことのないことやしっかり伝え切れていないことなど、意外と知らないことや理解できていない部分もあります。

  家族は完成した動画を見てあなたという人を再発見し、改めて詳しく理解することができて、お互いの絆が深まります。

 あなたを主人公とした特別なドキュメンタリー動画を手に入れて、いつも手元に置いておけます。

 いつでも好きな時に見ることができるうえ、家族はもちろんのこと、親戚やお知り合いの方々にも折々の機会に見てもらえるという価値があります。

 しばらく時間を置いて見返してみると、また新たな感慨が生まれます。

終活動画の作成もひとつの終活
終活動画作りで「自分のための終活」もしませんか

 終活に関連する他の手段と比較することで、終活動画の特徴や位置づけがより明確になります。

 エンディングノートは、あらかじめ設定された記入欄に、家族への引継データを中心とする各種情報を書き込んで記録するものです。

 エンディングノートの良さは、費用が安いことと、さまざまな情報が幅広く、しかも整理されて残ることです。

 逆に良くないところは、引継書のように事務的なものになりがちなこと、書き込むのに労力がかかること、人によっては不必要な記入欄もあること、財産管理等の秘密データもあり、見せられる人がごく少数に制限されることです。

 自分史本は、自分史を小説や手記のように文字原稿で書き、写真や挿絵等を加えてまとめ、印刷・製本して本や冊子の形で残すものです。

 自分史本の良さは、人生の歴史を好きなだけ詳しく書けることと、たくさん印刷して多くの人に渡すことができることです。

 逆によくないところは、原稿を作るのに膨大な時間と手間がかかること、印刷・製本費用が高額なこと、読むのにも労力がかかり、完成した本を渡した人に喜んでもらえるかどうかが分からないことです。

 終活動画は、この3つの中で唯一、映像媒体です。

 終活動画の良さは、生きている姿や声がそのまま動画映像で残せること、表情やしぐさからその人の気持ちや思いがよく伝わること、自分で書く労力がなく、撮影に応じる程度の短時間で済むこと、家族や近しい人も、文字を読むより動画を見るほうが楽なうえに分かりやすいことです。

 逆に良くないところは、数十分の動画に入れられる話題の数は文字媒体より少ないこと、制作を業者に依頼すれば、当舎で10~15万円前後、所によっては50万円~数百万円という費用がかかることです。

 終活動画には、さまざまな内容を盛り込むことができます。
代表的な内容をご紹介します。

 これら全部を入れるというよりは、いくつかを選んで入れるのが現実的です。

 人生を振り返り、その歩みと忘れられないエピソード、その時の思いを記録することができます。

 振り返る期間は誕生から現在までが基本ですが、自分史動画と同様に、ご希望の期間(例えば高校時代から、就職してから等)でも可能です。

 なお、入れるかどうかを迷う部分があれば、ご相談いただいて編集途中でカットすることもできます。

 今の姿を映像に残しておくことができます。
日常生活の様子、趣味を楽しむ姿など、入れるシーンはいろいろと考えられます。

 あなたらしい姿を映像で表現するにはどんなシーンが良いか、詳しくご相談して当舎からアイデアを出したりご提案することも可能です。

 特別なイベントや、ご長寿祝い・結婚記念日・仕事を引退する日・その他人生節目のとき、その様子を記録することができます。

 これらを撮影したシーンは、貴重な機会の映像記録として、長く記念にしていただけます。

 また、このように大きな出来事は、終活動画を作る時期として、ひとつの良いタイミングにもなります。

 あなたが知っていて家族が知らない祖父母などの祖先の話、昔聞いた一家のルーツやファミリーヒストリーはありませんか。

 それらの大切な情報は、語り継げる方が次世代へ伝えないと、そこで止まってしまいます。

 口頭で伝えるよりも動画の中で語り、関係する写真を入れるとなおいっそう、詳しい情報を確実に残すことができます。

 家族への感謝や将来へのエールなど、あなたの家族に対する思いはちゃんと伝わっているでしょうか。

 面と向かって伝えるのは照れ臭いですし、「言っているつもり」と思っていても、実際には伝わっていないというのもよくあることです。

 動画の良いところは、本人たちに面と向かって言うのではなく、インタビューの質問に答える形で取材者に対して話せばいいという点です。

 これなら言いにくいことも無理なく話せて、本人たちがその動画を見れば自然な形で伝わります。

 もし必要とされる場合は、家族へ遺言風にきちんとした内容のメッセージを残すこともできます。

 遺言状としての法的な効力はありませんが、相続のこと・家族間の人間関係のこと等、文字には書き切れないニュアンスを伝えるのにもご利用いただけます。

 もし必要とされる場合は、動画をご自身の葬儀でも上映できるように想定して作ることができます。

 葬儀での御会葬御礼挨拶を、動画の中でご自身が行うことさえも可能です。

 親交のある皆さまへの感謝の言葉をひと言語っておくだけでも、「一般視聴用+葬儀上映用」の良い動画になり、上映すれば参列者の方々に印象深く残る葬儀となります。

昔の教室の机とイス
古ぼけた教室の匂い。あなたはどんな子どもでしたか?

 終活動画を制作するには、自分自身や家族など身近な人が作る方法と、制作業者に依頼する方法があります。

 自分自身や家族など身近な方が、優れた動画を作れる経験・知識・技術と機材類をお持ちの場合は、その方が作れば費用も掛かりません。

 ただ、「動画を作るのが得意」という方でも、自分史動画・終活動画を作るのが初めてだと、満足できる動画がいきなり作れるかどうかは分かりません。

 動画にはいろいろな分野があり、それぞれに特有の専門性があります。

 自分史動画・終活動画の分野はヒューマンドキュメンタリーのひとつで、その人らしさを映像表現する技能が求められます。

 自分自身や家族が作れない場合や、「餅は餅屋」だと判断される場合は、業者を起用します。

 制作業者は「どこも同じ動画屋」に見えるかも知れませんが、その実態はさまざまですので、ご自身にとって最適な制作業者を見つけることが重要です。

 制作業者を選ぶときに失敗しないポイントを以下のページで整理し、それぞれのポイントがなぜ重要か、失敗しないための具体策、および実際の事例を、詳しく記載してあります。

 終活動画は、次のようなお考えをお持ちの方におすすめです。

  • 終活のひとつとして、家族のためでなく自分自身のための活動もしたい
  • 自分が生きた証を何かの形にして残したい
  • いまの自分の姿や声を映像でまるごと保存したい
  • 家族や近しい人に自分のことを改めてよく理解してほしい、絆を深めたい
  • 一家のルーツやファミリーヒストリーを語り継いでおきたい
  • 自分を見守ってくれた親や祖父母、その他大切な人のことを語って、その恩義に応えたい
  • 自分の葬儀で上映する動画を用意しておきたい

 終活動画に関心をお持ちになったとき、
「人生を振り返るのなら、人生の終わり際に作るべきか」「今や『人生100年時代』なのだから、95才くらいで作ればいい」などのお考えを持つ方もおられるかと思います。

 まだまだ生きられそうな時に作るのは早すぎるのか、寿命や健康状態との関係で最適なタイミングは実際どうなのかなど、終活ライフケアプランナー資格を持つ当舎の吉川が皆さまの終活をサポートする意味で、終活動画を検討していただくための情報をまとめました。

 ご覧いただく中で、「そろそろ一度、作ることを考えてみようか」と感じられる内容がありましたら、「まだ検討段階」という方でも問題ありませんので、どうぞお気軽にご相談ください。

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 終活動画について、ここまでご覧いただきありがとうございました。
 ご興味をお持ちいただけましたら、次のステップとしてお気軽にご相談ください。

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 終活としてだけでなく、ご自身の記録として動画を残したい方はこちらもご覧ください。

 親・祖父母の動画作りを検討されている方はこちらもご覧ください。

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