言葉のスパイス(13)「幸福な人生の秘訣とは、変化を喜んで受け入れること」

世の中の変化を受け入れて自身の対応を変えていくことは時に難しいこともありますね。それでも、変えることによって気分が晴れたり、幸福に近づくのが可能になるかも知れません。
言葉のスパイス 第13回は「幸福な人生の秘訣とは、変化を喜んで受け入れること」(ジェームズ・スチュワート)です。
ジェームズ・スチュワート(1908-1997)は戦前から1990年代まで数多くの映画で活躍した名俳優ですね。
自身の長い俳優人生の中で何らかの変化をしてきたことについて語ったのかも知れませんが、どんな文脈で生まれた言葉かは調べても分かりませんでした。
しかし、この言葉から想像できるのは、変化を受け入れることが場合によっては容易でなく、そのために幸福を感じられないことがある、ということでしょう。確かにそれは私たちも理解できそうです。
人生経験が長いほど、過去にこだわりがちであるとも思います。例えば昭和の時代をよく知っている世代は、いまだにどこかで昭和を引きずって生きている部分がありますよね。「変われ。」と言われても変われないために、時代の変化を疎ましく思うことがあるかも知れません。
それでも、いまの高齢者は昔の高齢者と比べて気持ちのうえでも若く、モノによっては変化を受け入れやすくなっているようにも思います。
スマホの普及率をモバイル社会研究所の調査(2022年一般向けモバイル動向調査)で見てみると、2020~2022年の3年間の推移は60代が69%→80%→91%、70代で48%→62%→70%と急速に伸びています。操作が簡単な機種が開発されたり、70才の梅沢富美男が「かんたんスマホ」のCMに出た(笑)効果でしょうか。
少し前までスマホは難しそうで手が出ないと感じていた方が、今は使えるようになって楽しいと思うのでしたら、今回の言葉どおりかと思います。電子機器や家電製品など生活を便利にするものは、自分でも使いこなせるなら受け入れやすいですね。
そういうものではない、昭和の時代に無かった嫌なこと、例えばオレオレ詐欺や迷惑電話、大地震や豪雨等の自然災害、コロナ、無法隣国に至るまで、次々といろんなことが起こり世の中が大きく変化してきています。対応せずに放置していても嫌な思いはずっと残ったままになりますので、「喜んで」という訳にはいきませんが、正面から受け止めて対応を変えていきたいものです。
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