日常生活を楽しむ(7) 知り合いのところに詐欺電話がありました!騙されないように対策を

このあいだ、しつこい営業電話への対策を書いたばかりですが、それに続いて日常生活を楽しめないことへの対処の話です。
知り合いの家に、なんと詐欺電話があったそうです。幸い、被害に遭わなかったとのことですが、今回はこうした詐欺電話に騙されないための対策を考えてみたいと思います。
電話の内容は、家人の携帯電話番号を聞き出そうとするものです。聞き出した番号を何かの犯罪に利用するつもりなのでしょう。
役場の職員と名乗る人が固定電話に電話してきて、「先日、ある文書を郵送した。要返信としているのに返事がまだ来ないがどうなっているのか。よく分からないなら文書は再送付するが、今後の確実な連絡のため携帯電話番号も教えてほしい」などと言ったとのこと。
電話を受けた方は、相手が送ったという文書がこれまでに馴染みのない内容だったのと、相手の話の要領がどうも怪しいと思ったため、携帯電話番号は教えずに通話を終えたそうです。
あとで電話機の着信履歴を見たら、03とか045など0で始まる電話番号ではなく「見慣れない数字がたくさん並んでいた」とのことで、念のためその数字でネット検索したらヒットして、同じ手口のクチコミ記事がいくつか書かれていたので詐欺電話だと分かったそうです。
その電話番号は先頭に「国番号」が付いた海外コールだったようです。
例えばアメリカは1、中国は86というように、0から始まらない一桁~三桁程度の国番号が先頭に付きますので、海外コールに慣れていなければ「長くて、見たことのない電話番号」に見えます。
相手から「返事がまだ来ない」と言われると自分のうっかりミスかと動揺させられ、その状態で「今後の連絡のため携帯番号も教えてほしい」と言われると相手に「協力」してしまいそうになるという、人の心理を巧みに利用した手口です。
お金を要求されている訳ではないところも、警戒を緩めがちな部分ですね。
この方は通話の途中で「おかしい」と気づいたから良かったものの、「どんな電話にも出て、相手の話の内容でおかしいと判断すればいい」というような応対方法は、ちょっと危ないのではないでしょうか。
振り込め詐欺の場合も、「自分は騙されないから大丈夫」と思っていた人が騙されて、「まさかこれが振り込め詐欺だったとは!」と後で言うようなケースが繰り返されていますよね。やはり過信は禁物です。
ではどうすれば良いか。詐欺電話も、しつこい営業電話への対策と同じ方法でブロックしましょう。
まず「知らない電話番号には出ない」こと。今回の事例では、国番号がついた「長くて、見たことのない電話番号」という非常に分かりやすいヒントが電話機に表示されていたのに、それを確認しないで出てしまいました。電話に出る前は、表示されている番号を確認しましょう。
もちろん、海外コールだけでなく03など日本の市外局番から始まる番号でも、心当たりがなければいきなり出るのは控えましょう。
正当な相手、正当な用件なら、留守電に入れたり架け直してくるはずです。
二番目は、その心当たりのない番号をYahoo!やGoogleで検索してみましょう。
怪しい電話の場合は他の方が情報を寄せてくれていることが多いので、関わるべきでない相手だと分かります。
家に関係している業者さんなら、そのホームページに電話番号が書いてあって判明することも多いです。
相手が個人の場合は、情報が全くヒットしないかも知れません。間違い電話かも知れませんので、またかけてくるかどうか、用件を留守電に入れてくれるかどうか、様子を見ましょう。
三番目は、話したくない相手の電話番号を電話機の通話拒否登録に入れてしまいましょう。それでもう、その番号の相手と話すことはありません。
これを行うにはご自宅の電話機に通話拒否機能が付いている必要があります。詳しくは以下の記事をお読みください。
電話にまつわるさまざまな思い出をお持ちの方も多いと思います。
大切な人からの忘れられない電話の内容、人生の方向性を決めることになった重要な電話のお話や、あやうく詐欺に遭いそうになったお話など、電話にまつわるストーリーを語って映像にしませんか。あなたらしさがよく表れた自分史ムービーができるかと思いますので、ぜひお話をお聞かせください。
当舎は自分史ビデオと自分史ムービー・自分史動画、終活ビデオと終活ムービー・終活動画を同じ意味で考えております。