終活動画のネタ(20)夏みかんをメジロとヒヨドリにおすそ分け
終活世代の日常生活の楽しみに関する情報をお届けするとともに、実際にやっておられる方は終活動画を制作するときに入れるネタのひとつとしていかがでしょうかというご提案でもある「終活動画のネタ」シリーズ。
第20回は、庭になっている夏みかんをメジロとヒヨドリにあげている話です。
給餌するのが良いことかどうか気になる
家に夏みかんの木があり、野鳥におすそ分けしています。メジロとヒヨドリが食べに来ます。
近年、これを見るのが冬場のちょっとしたお楽しみになっています。
しかし、野生動物に良かれと思って給餌するといろんな問題になることがあるので、気になります。
「ハトやカラスに餌をあげるな」というのはよく聞く話で、ハトが集まってきてフンで汚れたり、カラスが生ゴミをあさって散らかしたりして迷惑の元となります。
野鳥は頻繁に給餌すると自力で餌を獲る必要がなくなって、生きる力が弱くなるという話もあるようです。
また、野良ネコがかわいいあまりに定期的に餌を置いている人がいて、その家の近くに住み着き、近所の他の家の庭に出入りしてフンをする、という出来事もあります。
これはたいへん迷惑でしょうね。
そういったこともありますので、夏みかんを与えることで人様に何かご迷惑をかけていないか、野鳥にとって良くないことにならないかと考えざるを得ません。
農家さんはヒヨドリにブロッコリーや白菜など冬野菜を食べにくるうえにフンまでされて、被害を受けています。
家の近くに畑はないので直接ご迷惑はかけていないと思いますが、生き延びさせることが迷惑になるでしょうか?
もともとメジロやヒヨドリは地域内のどこでも見かけますし、夏みかんを目当てに家の周辺へたくさん集まって来ている訳でもなさそうです。
また、夏みかんにあまり頼られないように、頻繁にあげるのは避けて4~5日に1回程度にしています。
日本野鳥の会のサイトでは、「人の生活と軋轢が生じている生物、生態系に影響を与えている移入種、水質悪化が指摘されている場所などでは控える必要があります」と書いてありますが、給餌行為全体を控えるようには言っていないようです。
メジロはかわいいがヒヨドリはちょっと憎らしい
野鳥には詳しくないのですが、見ていると習性が少し分かってきます。
メジロは私に対してそれほど警戒していない様子。
先日、庭で作業していてふと振り返ったら、2mくらいの至近距離のところに止まりに来ていて、逃げようとしません。
驚かせたりしなければわりと近づけるという感じです。
つがいで行動しているのでだいたい2羽で来て、1羽ずつ交代で夏みかんをついばみ、その間もう1羽は近くに止まって見張り役をしています。
縄張りを持つと言われていますが、2組のつがいが同時にいることもあり、けんかもしないですね。
かわいいものです。
メジロが警戒しているのは、もっと体が大きいヒヨドリの来襲です。来たらすぐに逃げていきます。
近くにいないときだけが食べられるチャンスなのです。
鳴き声はすごく小さくて、少し離れていると聞こえないほど。
体が小さいので、しきりに食べた後でも夏みかんはあまり減っていません。
ヒヨドリは雛から育てると人に懐くらしく、平安時代は貴族の間で飼うのが流行ったと、何かで読みました。
しかし家に来るヒヨドリはものすごく警戒していて、人の姿を見るとすぐに逃げていきます。
縄張り意識が強くて、高い所に止まって大きな声で鳴き、他のヒヨドリなどを牽制しているようです。
貪欲で全部食べ尽くそうとしますし、食べた後でもそこにいて、他の鳥に取られないように見張っています。
メジロが来ているのを見つけるとすぐに追い払います。
がめつく卑しい感じがして、ちょっと憎らしいですね。
夏みかんの給餌がどなたかのご迷惑にならないことを願っています。
これと同じようなことをしている方は、楽しんでいるご様子を映像にして自分史動画や終活で作る動画に入れませんか。
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吉川 友清
一分一厘舎代表。
映像作家、終活ライフケアプランナー・防災士・援農ボランティア。
2021年3月より自分史動画・終活動画制作専門の「My History Video」サービスを提供中。
制作・撮影・編集ほか、事業全般を担当している。