終活動画のネタ(25)武田鉄矢さんの「人生最高レストラン」は自分史ムービーのよう
終活世代の日常生活に関する情報をお届けするとともに、終活動画を制作するときに入れる話題などを思い出すヒントになれば、という「終活動画のネタ」シリーズ。
今回はTV番組「人生最高レストラン」で武田鉄矢さんが出演した回の内容についてです。
今や忘れてしまった大事なことを思い出させてくれたように思います。
今ではありえない撮影現場の様子
※一部ネタバレを含みますのでご注意ください
土曜日の23:30からTBSで放送されている「人生最高レストラン」。
ゲストが人生の中で忘れられない3つの食事を選んで、その頃の自分を振り返りながら紹介していくという内容です。
たまたま見始めたのがきっかけで毎週見るようになりましたが、食事や飲食店の情報が知りたいわけでもなく、あえて言えばその人が人生で苦労してきた話に関心があるという程度の動機で見ていました。
しかし2022年9月10日に放送された武田鉄矢さんの話は自分史動画の観点でもすごく興味深い内容で、私にとっては "神回" のひとつになりました。
武田さんといえば誰もが思い浮かべるのは、海援隊・幸福の黄色いハンカチ・3年B組金八先生・101回目のプロポーズですよね。
この番組でもそれらの話は全部出てきました。
これまで何度も話してきた話題なのでしょう。
すごく簡潔、かつおもしろい話で "さすが" と思いました。
「母に捧げるバラード」による人気が短期間で過ぎ去った後の苦労話は天国の後の地獄といった感じで心を打たれる内容ですが、映画・ドラマの撮影現場での話も壮絶で、この年代の方だから経験したことではないかと思いました。
101回目のプロポーズでダンプカーの前に飛び出して間一髪のところで止まるシーンはカラクリなしの超危険な撮影で、もし今やればあまりにも無謀だと大問題になるところです。
3年B組金八先生では20分以上の長尺ワンカットシーンの撮影で何度もNGを繰り返して深夜におよび、時間的にラストワンチャンスという緊張状態に出演者全員が追い込まれた中で行った撮影は、今ならパワハラにあたると思います。
この2つは演出側が極限状態での役者の演技を引き出そうと意図したことでしょうが、今の世の中では表沙汰になればバッシングされる行為で、とても当時のようにはできないでしょう。
幸福の黄色いハンカチは、風にたなびく黄色いハンカチを高倉健さんが見る重要シーンの撮影で、武田さんによると青空が出ていないという理由で現場で4日ほど待機させられ、その間毎日、健さんは撮影予定の立ち位置に朝からずっと立ったまま再開を待っていたという話です。
他の出演者は暖かい待機部屋の中からその姿を見て呆れ、ついに見かねた武田さんが呼びに行くと、健さんは「いや、暖かいところへ行くと集中が切れちゃうから」と言って聞かなかったとか。
なんという話でしょうか。
番組ではこれらの話をまとめて「狂気」という言い方で表現していました。
あの時代の方々は今の若い人たちと違って、ある意味ほんとうに「不器用」ですよね。
私もそちら側の人間だと思うのでよく分かります。
ドラマの話も映画の話も、今なら「そこまでしなくてもいいじゃない」ということになり、もっと合理的でスマートに、言い換えれば軽く考えて、物事を進めていくでしょう。
しかし「不器用」と言うだけでは正確でなく、重要なのは「そこまでやるという気骨があった」ということではないかと思います。 この番組を見て、最近あまり聞かなくなったこの「気骨」という言葉が自然と頭に浮かんできました。
今の若い人たちに「それと同じようにやれ」と言うのは無駄ですし必要もないと思いますが、忘れてしまうのはもったいない言葉であり、「生きざま」ではないかと思います。
武田さんが番組で伝えたかったのはそれではないかという気がしていますが、実際そうだったかどうかにかかわらず、大事なことを思い出させてくれたと感謝しています。
自分史動画も、世代から世代へ大事なものを伝えていくという側面においては、この話と同じだと思います。
ある世代の生きざまが後の世代で忘れ去られてしまうのは寂しく悲しいものです。
映像でいつまでも残しておきたい無形財産です。
「気骨」があるという生き方を思い出させてくれる
あの時代の方々は今の若い人たちと違って、ある意味ほんとうに「不器用」ですよね。
私もそちら側の人間だと思うのでよく分かります。
ドラマの話も映画の話も、今なら「そこまでしなくてもいいじゃない」ということになり、もっと合理的でスマートに、言い換えれば軽く考えて、物事を進めていくでしょう。
しかし「不器用」と言うだけでは正確でなく、重要なのは「そこまでやるという気骨があった」ということではないかと思います。
この番組を見て、最近あまり聞かなくなったこの「気骨」という言葉が自然と頭に浮かんできました。
今の若い人たちに「それと同じようにやれ」と言うのは無駄ですし必要もないと思いますが、忘れてしまうのはもったいない言葉であり、「生きざま」ではないかと思います。
武田さんが番組で伝えたかったのはそれではないかという気がしていますが、実際そうだったかどうかにかかわらず、大事なことを思い出させてくれたと感謝しています。
自分史ムービーも、世代から世代へ大事なものを伝えていくという側面においては、この話と同じだと思います。
映像でいつまでも残しておきたい無形財産です。
あなたも、ご自身の生きざまや大事にしてきた生き方を自分史ムービーや終活で作る動画で残しませんか。
若い世代のご家族には驚かれるような話もお持ちではないでしょうか。
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吉川 友清
一分一厘舎代表。
映像作家、終活ライフケアプランナー・防災士・援農ボランティア。
2021年3月より自分史動画・終活動画制作専門の「My History Video」サービスを提供中。
制作・撮影・編集ほか、事業全般を担当している。