終活動画のネタ(26)「熊鈴を必要のないところでつけるのは迷惑」という議論について
終活世代の日常生活に関する情報をお届けするとともに、終活動画を制作するときに入れる話題などを思い出すヒントになれば、という「終活動画のネタ」シリーズ。
今回は登山時につける熊鈴についてです。
「熊は怖いが、山には登りたい」という皆さまは、どのように対応されているでしょうか。
熊の行動範囲は広い
登山口に向かうバスの中で登山者がザックに熊鈴を付けていて顔に当てられたという人が「熊がいない所で熊鈴を鳴らすな」とツイッターで発信し、炎上したとの記事がありました。
趣旨を誤解して反論した人もいるそうですが、こういう話題は確かに賛否両論があると思います。
私は最近、ビデオの撮影で神奈川県西部の山中にある林道を一人で歩こうとしていた時に、近くの人里で熊が出たという情報があって怖がっていたら、林業の知人から「熊は一日に70kmも移動するんだから、もうとっくにいないよ」と笑って言われました。
そうだとしても、今日は70km離れた所にいても明日は70km移動してまた戻って来るかも知れないので(笑)、こちらは安心できません。それほど守備範囲が広いなら、もうどこにでも出られますよね。
そもそも出没前に予兆があるとか動きがつかめることはないので、出るときはいつも突然出るわけです。
そう考えると、人が普段ほとんど通らない林道は人が多い山の登山道よりも危険があるように思います。
考えた結果、歩くのを断念して車で山中を移動しました。
趣味の街道歩きをしていると旧五街道にも時折峠越えの区間があり、山の入口に熊出没注意の看板があったりします。
一人で歩くので、もし熊が出たらと考えると怖いです。甲州街道の笹子峠越えのときに、ついに熊鈴を買ってリュックに付けて歩きました。
中山道の碓氷峠越えは、軽井沢側で行政から熊出没情報がひんぱんに出ているため、怖くて行けないまま中断しています(笑)。
何度も歩いて慣れている人は笑うかも知れませんが、こちらは本気で怖いです。
一方、甲州街道の小仏峠越えでは高尾山周辺への登山者と途中まで同じコースを歩くのですが、最近のように熊出没の懸念がそれほどなかった頃のこと、小仏バス停から登山口を登って峠まで人だらけの状態にも関わらず熊鈴を鳴らしている山ガールもいて、さすがに「こんなところで熊鈴が要るの?」と思ったこともあります。
それでも、その数年前に小仏峠から高尾山山頂へ向かう登山道の一丁平で熊が出たことがあり、そちらへ向かう人が気にして付けていたのだろうかとも思いました。
しかし「形から入る」というのか、上から下まで新しい装備でバッチリ決めた人も見かけたので、その頃は熊鈴もファッションアイテムだと思っていたかも知れません。
最近は高尾山周辺でも目撃例が増えてきましたので、「以前はいなかった」と油断せずに、必要な装備は携行しておいた方が良いのではないかと私は思います。
行き慣れた山でも油断は禁物
ある山を何度も歩いて慣れている人とそこを初めて歩く人、そこには熊は出ないと思っている人と出る恐れもあると思っている人とでは、熊鈴を付けることが必要かどうかの考え方も違います。
さらには熊鈴が常に有効だと思っている人と過信は禁物だと思う人、周囲に配慮する人としない人などもいて、いろいろな意見に分かれると思います。
熊を怖いと思っていると、熊に襲われたというニュースがあれば注目して読んでしまうので、情報を得たことでいっそう怖くなるということもあります。
熊鈴を付けて山菜採りをしていても襲われたのはしゃがんでいたので鳴らなかったからだとか、熊には個体差があって逃げない熊もいるとか、たまたま子熊と母熊の間に気づかないまま入ってしまったとか、知れば知るほど、運が悪いと被害に遭うのを防げないこともあると分かります。
結局、一人では極力行かない、やむを得ない時は熊鈴と熊除けスプレーを携行して行く、というのが私のこれまでの結論です。
熊鈴は迷惑にならないように山の中に入ってから付けています。
あなたは登山やハイキングで山へ行きますか?
もしそうなら山行のエピソードを人生を振り返る自分史ビデオや終活で作成する動画にいれませんか。
低山でしたら登っている時の映像を同行して撮影することも可能です。
そういう山行は、何より一人ではないので私も心強いです(笑)。
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吉川 友清
一分一厘舎代表。
映像作家、終活ライフケアプランナー・防災士・援農ボランティア。
2021年3月より自分史動画・終活動画制作専門の「My History Video」サービスを提供中。
制作・撮影・編集ほか、事業全般を担当している。