終活動画のネタ(11) 古いシェーバー・ラムダッシュのうるさい音が新品並みの静かさに戻った 

古いシェーバーの音を静かにする

 終活世代の日常生活の楽しみに関する情報をお届けするとともに、実際にやっておられる方は終活動画を制作するときに入れるネタのひとつとしていかがでしょうかというご提案でもある「終活動画のネタ」シリーズ。
第11回は、古いシェーバーのうるさい音を新品並みの静かさに戻す、ということについてです。

 シェーバーを長い間使っていると音がうるさくなってきますよね。
外刃と内刃を交換してもこの音が直らないことはご存知でしょう。
今回はこれを静かにするひとつの方法について書きたいと思います。

 うちで現在使っているシェーバーはパナソニックのラムダッシュ ES-ST6P(3枚刃)で、2017年頃に購入したものです。
新品の頃は「プーン・・・」という澄んだ音だったのが、そのうち「ブーン!」になり、もっと経つと「ビィーン!!」というような大きな音に変わりました。

そうなると使うのが嫌になって、買い替えたくなります。
最近は安い機種だと新品価格が替刃セットの価格と比べても極端な差はないですしね。
それでも、もしメンテナンスで寿命が延ばせればありがたいと思います。

 先日、本体を分解して音の発生場所であるモーター付近の駆動部分にシリコンスプレーをかけてみたら、音が静かになり買い替えをしばらく先送りする気になりましたので、その作業の内容を書きます。
手順は簡単ですが、気をつける部分が少しだけあります。

 使用した道具は下の写真のとおり付属品のブラシ(髭くずの清掃用)、小さいマイナスドライバープラスドライバーシリコンスプレーです。
シリコンスプレーは家にあったKUREの「シリコン ルブ スプレー」を使用。中身は同社の「シリコンスプレー」と全く同じだそうです。

なお、ご存知かと思いますが「5-56」は成分に含まれる油にホコリやゴミが付着して不具合を起こしやすいので、こういう精密なところへは使用厳禁です。
ちなみにドアの鍵穴には「5-56」も「シリコンスプレー」も使用NGとされていて、油が入っていない粉末スプレーの「鍵穴専用スプレー」を使用する必要があるのをご存知の方も多いかと思います。
ですので、この場合も「鍵穴専用スプレー」のほうが良いのかも知れません
実は家にもあるのですが、使用時にわずかの噴射でも粉末が結構大量に出て、鍵穴周辺に付着した粉末を拭き取るのが面倒だった記憶もあり、今回は使用しておりません。

使用した道具
使う道具はこれだけ
外刃と内刃を外した状態
矢印がトリマー刃へ動力を伝えるためのプラスチック部材

 外刃と内刃を外すと上の写真の状態になります。
金属プレートが2本のネジで固定されており、これを外す必要があります。
この機種にはトリマー刃(キワ剃り刃)が付いているので、金属プレートよりも手前側にトリマー刃へ動力を伝えるためのプラスチック部材があって「C」の字のような形ではまっています(矢印のところ)。
分解はまずこの部材からです。

取り外したプラスチック部材
取り外したプラスチック部材
取り外した金属プレート
取り外した金属プレート

 このプラスチック部材は細いので折れやすそうです。
指先と小さいマイナスドライバーを使って、広げすぎないよう慎重に外します。
取り外した部材が上の写真です。

そのあとネジを外して金属プレートを取り外すと、下の写真のとおり柔らかいゴムの部材があってモーター部分を保護しています。
これは小さいドライバーで簡単にめくれますので、めくった隙間からシリコンスプレーをほどほどに注入します

柔らかいゴム素材
矢印が柔らかいゴム素材。簡単にめくれる
隙間からシリコンスプレーを注入
ゴム素材の隙間からシリコンスプレーをほどほどに注入

 さて、スイッチを入れてみると、音が「プーン・・・」という新品のとき以来の懐かしい音に蘇りました。
これはすごい!潤滑を良くすれば元に戻せるということが分かりました。

あとは元どおり組み直すだけです。
金属プレートはよく見ると上下の形が微妙に違っていて反対向きだとはまりませんし、裏表もありますので注意が必要です。
またプラスチック部材は、「C」の部分を元どおりにはめてから、長い部分の先端を下の写真のとおりトリマー刃側の駆動部分(写真の白い部材)の中央に合わせる必要があります

プラスチック部材の先端を白い部材の中央に合わせる
プラスチック部材の先端を白い部材の中央に合わせる

 外刃と内刃を新品に交換して使ってみると、剃り味が良くなったうえに音も「プーン・・・」と静かなので、わずかな剃り残し部分が剃れたときの「チリチリ」という小さな音も聞こえます。
しばらくは新品並みの使い心地が楽しめそうです。

 取説には廃棄時の電池の取り外し方(分解方法)が図解で載っていたりするので、それを見れば電池がヘタって来たときにamazonなどで購入して自分で交換することも可能ですね。
私も電池交換をたまに行って寿命を延ばしています。

 他の機種の場合や他メーカー製品の場合は構造が異なるかも知れず、私は詳しく知りません。
もし似たような構造で同等の作業が実施可能でしたら、ご参考にしてみてください。

ただしこれらの自己流メンテナンスは、あくまでも自己責任でお願いいたします。

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