日常生活を楽しむ(9) 梅干しを土用干しする

「日常生活を楽しむ」の第9回。6月13日の記事でお伝えした梅干し漬けの続きで、土用干しを行いました。
土用入りの7月20日から3日間干して、梅干しが完成しました。
これまでは大きいほうが良いと思って4Lサイズの梅を売っている店で買っていたのですが、塩分の摂りすぎが気になり、今年はどこでも買える2Lサイズにしました。2kgで約80個です。
実際に完成してみれば、この大きさでじゅうぶんでした。屋外撮影時などにおにぎりにして持参するための在庫がなくなっていたので、これでひと安心です。これから1年くらいかけて少しずつ食べようと思います。
近所のお宅でも、毎年、判で押したように土用入りの日から庭で土用干しをしているのを通りがかりに見ていたのですが、今年はどうしたのか干しておられません。
ご高齢の方ですので気になります。事前の天気予報では今日は雨で、土用入りから3日間晴れが続かない見込みでしたので、干し始めをこの後にずらせたのであれば良いのですが・・・。

梅干しには殺菌効果があり、梅干しに含まれる梅酢ポリフェノール(エポキシリオニレシノール)はインフルエンザウイルスの増殖を抑制させると言われていますが、今年6月には新型コロナウイルスの増殖も抑制すると発表されました。もっとも臨床試験ではなく実験段階での結果ですので、実際にはどうか分かりません。
仮に効くとしても、あまりたくさん食べ続けると今度は塩分摂取量のほうが心配ですね。ほどほどにしておきます。
ひとつ試食してみると、普通においしい手造りの梅干しの味がしました。苦労せずおいしくできて満足です。
当たり前と言えば当たり前なのですが、普通の家で普通に手造りしてカビも生えずにおいしく完成するというのは、伝統食文化としては大事なことと思います。