50年近く前の小説「決戦・日本シリーズ」の思い出を自分史ビデオで語りませんか
プロ野球日本シリーズ2023はオリックス・バファローズと阪神タイガースの関西ダービーとなりました。
この対戦について、特に60才以上の方は「かんべむさし」氏の短編小説「決戦・日本シリーズ」(1974年発表)を思い浮かべた方も結構いらっしゃるのではないでしょうか。
今回はこの小説の思い出を、小説のコンセプトである両チームの対戦が現実化したことに寄せて、ご自身の人生と絡めて自分史ビデオの中で語りませんか、というご提案です。
小説「決戦・日本シリーズ」とは
お読みでない方のために、この小説の内容について触れておきたいと思います。
オリックスの前身である阪急ブレーブスと阪神タイガースが、ある年にそれぞれリーグ制覇を果たし、シリーズで日本一を争います。
そこに、あるスポーツ新聞が「阪急が優勝すれば阪神電車の線路に阪急ファンを乗せた阪急電車が走り、阪神が優勝すれば阪急電車の線路に阪神ファンを乗せた阪神電車が走る」というお祭り企画をブチ上げ、両電鉄グループの同意を取り付け、両球団のファン、さらには沿線住民や企業まで巻き込んで大騒ぎになるというドタバタ喜劇です。
当時の書籍は絶版になったようですが、今はこの作品をAmazonのKindleで安く読むことができます。こちらでどうぞ。
日本シリーズが関西ダービーで行われることが関西の方にとって甘美なファンタジーであるだけでなく、阪急・阪神という、球団・電鉄・百貨店・その他の事業で地域の人気を二分するライバル同士の激突であることが最高の設定でした。
そしてその対決はいくら望んでも滅多に実現しない、はかない夢でもありました。
時代の変遷を振り返って自分史ビデオ・終活動画を作りませんか
この小説は、当時かなり話題になったことを記憶されている方も多いかと思います。
私も70年代後半に関西で高校生でしたが、友だちは読んでいない人でも相手の路線に乗り入れるという核心部分はみんな知っていましたし、今も忘れていないだろうと思います。
この作品はファンタジーであるだけでなくギャグ、ドタバタ喜劇、誇大妄想、悪ノリ、ナンセンス、混沌に風刺や皮肉も入り混じっています。
どぎつくて今の若い人にはウケないのでは?と思いますが、当時は同じような小説を書いていた筒井康隆氏や星新一氏などとともに人気でしたし、それを受け入れられる世の中だったとも言えます。
今回改めて読んでみましたが、やはり昭和の香りがしました。
こうした作品ができたのは、作者がありのままの庶民を愛し、人々の行動や感情をていねいに人間観察していたからだと思います。今は当時の庶民よりもある意味でスマートになりました。
しかし同時に、この作品で描かれているような「人が持っている熱いエネルギー」は、当時のほうがたくさんあったように感じます。
この小説ができてから約50年の間に、阪急は球団を手放しましたし、阪急と阪神は一つの企業グループになりました。
もはや電車を相手の路線に乗り入れるという発想すら起こりませんが、その流れを引くチーム同士が2023年ついに日本シリーズで対戦したわけで、当時この作品を読んでいた人たちにとっては万感の思いでしょう。
つまりこれは、約50年の歳月の間にガラリと変わってしまった世の中の変化と、その間さまざまな経験をしながら人生を歩んできた自分の人生を振り返ることにもつながります。
当時この本を読んで受けた印象と、この50年間に起こったたくさんの変化やご自身の人生の変遷などを語ることも、自分史ビデオや終活動画のワンシーンとして大変興味深い内容になるものと思います。
よろしかったらぜひお問い合わせいただき、動画の構成アイデアを膨らませてみませんか。
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吉川 友清
一分一厘舎代表。
映像作家、終活ライフケアプランナー・防災士・援農ボランティア。
2021年3月より自分史動画・終活動画制作専門の「My History Video」サービスを提供中。
制作・撮影・編集ほか、事業全般を担当している。