終活世代の言葉のスパイス(16)「人生は習慣の織物である」「変化するには、古い習慣を新しい習慣に置きかえねばならない」
終活世代の言葉のスパイス 第16回です。
終活を始める年令に決まりはありませんが、定年後から80歳過ぎくらいまでのお歳をあえて終活世代と呼ぶなら、その皆さまの暮らしの中でひとつのスパイスになるような言葉を見つけてご紹介してまいります。
「終活世代の言葉のスパイス」第16回の言葉
人生は習慣の織物である
Life is but a tissue of habits.
(アンリ・フレデリック・アミエル)
変化するには、古い習慣を新しい習慣に置きかえねばならない
Change requires the substituting of new habits for old.
(W・A・ピーターソン)
日常の良い習慣を自分史ビデオに入れませんか
今回の終活世代の言葉のスパイスは、2人による言葉を続けて書いています。
アンリ・フレデリック・アミエル(1821-1881)はスイスの哲学者・詩人、W・A・ピーターソン(1900–1995)はアメリカの作家です。
習慣は時には怖いものだと思う出来事が最近ありました。それは「歯磨き」という日常のルーティーンです。
数か月前、普段あまり良く見ていなかった奥歯の歯茎を鏡で見たら、なんと数か所が侵食されて穴が開いているではありませんか。
TV-CMで歯茎から歯周病になるというのを見て「歯茎は大事」と思い、気をつけて念入りに磨いていたつもりですが、いつの間にか虫歯ができたと思いました。
子どもの頃からそれほど虫歯になることはなかったのですが、「これは歯医者に行かねば」と決意しました。
しかし撮影や編集で忙しく、数か月後の最近になってからようやく歯科で診てもらったところ、「これは虫歯ではありません」とのこと。
医師が言うには、歯磨きし過ぎて歯茎がだんだん下がってしまい、歯茎に近い部分の歯が歯磨き粉による研磨ですり減ったのだと。
その部分は柔らかくて削れやすいと言います。
「今のところはそのままにしていても良いが、今後もっとすり減っていくおそれはある。希望されるなら充填材で埋めます」とのことで、順次埋めてもらうことにしました。
これにはショックを受けました。良かれと思って丁寧に磨くことを習慣にしていたのが、まったく仇になったわけです。
今更ながら歯磨きのしかたを「歯の間にある食べ物のカスを除去するには歯磨き粉はいらない。歯磨き粉は主に歯の着色(ステイン)を除去するためにあるので、まず歯ブラシだけで丁寧に磨いた後、歯磨き粉を少量つけて、あまり強くこすらずに磨いてください」とご指導いただくことに。
反省しきりです。早速、毎日そのように習慣づけることにしました。
歯磨きの習慣が裏目に出たことは以前もありました。
20年くらい前、やはり「歯磨きを丁寧にしたい」という動機で電動歯ブラシに替えました。
ご存知と思いますが、海外メーカーの丸いヘッドが回転するものです。
ところが数年間使っていると上下左右の一番奥の歯が3本も虫歯になり、治療して金属をかぶせることになりました。
あとになって考えてみると、この電動歯ブラシはかさばるため一番奥に届きにくかったのです。
顎の骨格が大きい海外の方はかさばらないのかも知れませんが、私には不向きでした。
それと、回転が一方向なので磨き残しが出やすい仕組みでした(最近のモデルは回転が両方向に切り替わるよう改善されていますが・・・)。
毎日同じところを磨き残すのが「習慣」になってしまうと、虫歯になるのは当たり前ですよね。
普通の歯ブラシのままだったら良かったのに、余計なことをしてしまいました。
今回の言葉のとおり、毎日の生活の中にはいろんな習慣がたくさんあって、それらを繰り返すことが一日のかなりの割合を占めているかも知れません。
悪習慣を自覚したうえで行っているのは自分の自由ですが、良かれと思って行っている習慣が裏目に出てしまうのは悲しいですし、場合によっては後戻りができないと考えると、ちょっと怖いですね。
毎日何気なく繰り返しているさまざまな習慣を少し引いて見たうえで、問題があれば早めに気づき新しい習慣に替えていくことが大事だと、再認識した次第です。
皆さまも健康増進や楽しみのための習慣をいろいろとお持ちのことと思います。
自分史ビデオや終活での動画の撮影でお伺いすると、何かを習慣にされている方は本当に多いです。
例えばあるお客様は、昼間にTVでやっているNHKテレビ体操を日課にして楽しく取り組んでおられたので、自分史ビデオのワンシーンとしてご提案し、撮影して入れさせていただきました。
コロナで自由に外出できない時期に見つけた楽しみであり健康習慣でもある、という内容の良いシーンになったと思います。
習慣はあなたらしさを表すものでもあります。良い習慣は自分史ビデオや終活での動画に入れてみてはいかがでしょうか。
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吉川 友清
一分一厘舎代表。
映像作家、終活ライフケアプランナー・防災士・援農ボランティア。
2021年3月より自分史動画・終活動画制作専門の「My History Video」サービスを提供中。
制作・撮影・編集ほか、事業全般を担当している。