自分史ビデオとの接点(2)擬宝珠(ぎぼし)の話

橋につけられた擬宝珠

 自分史ビデオや終活動画を作るときの視点として、参考になる事例をご紹介する「自分史ビデオとの接点」シリーズ。
第2回は昔の立派な橋の欄干についている、擬宝珠(ぎぼし)の話です。

 少し仏教めいた話になりますが、当舎は仏教をはじめ宗教団体や政治団体と関わりは一切ありません。

 古くて格式の高い橋の欄干によくついている擬宝珠について、もう何十年も前に京都で聞いた話です。
擬宝珠は先端が尖っていて、そこから下へ大きく膨らんだタマネギ型をしていますが、これは自分と祖先とのつながりを模している、というのです。

 先端を自分自身として、そのすぐ下が両親(2人)、さらにその下が両親の両親(計4人)と考えれば、過去へ遡るにつれて1,2,4,8,16,32,64,128・・・と自分に関係しているご先祖様が増えて膨大な人数になります。そして、もしその中の誰か一人でもご先祖様がいなければ自分は生まれていなかった、ということになります。

 私たちは無限につながる祖先の方々の人生が連続した結果この世に生まれた、ということを形にすると擬宝珠になるというわけです。
考えてみれば、これはものすごいことですよね。

 昔は橋からの身投げが自死の代表的な手段で、身投げする人が後を絶たなかった。そのため欄干に擬宝珠を付けて、多くの祖先のおかげで自分が生かされていることを気付かせ、思い留まるように促した、と言われているそうです。

 今では橋から飛び降りる人もほとんどいなくなり、擬宝珠はただの古めかしい装飾にしか見えなくなりました。

 今では家業を継いだり代々の土地に住み続ける人も昔と比べて激減し、日々忙しいこともあって、祖先とのつながりを意識することも少なくなりました。

 それでも、多くの祖先のおかげで生かされているということは、折に触れて時々思い出したいことではないでしょうか。

 自分史動画や終活の動画に何の話を入れるかを考える際に、こうした自分のルーツの話やファミリーヒストリーを入れると、大事な情報をご家族に語り継ぐことができます。
逆に、もし語り継ぐ人がいなければ、情報が子孫に伝わることはなく途絶えてしまいます。

 このような話を入れると自分史動画や終活動画を作る意義や価値のひとつになり、作ろうとするきっかけにもなります。

 ご一家の家系のつながりや絆を感じられるツールとしてもお役に立てましたら幸いです。

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