終活世代の健康管理(5)コロナの記憶・対策の重点はむしろ空気感染対策
終活世代の皆さまの健康管理に関する情報をお伝えするとともに、それに関連するご自身のご経験や思い出が想起されたら、その話を終活動画を制作するときに入れてはどうでしょうかというご提案でもある、「終活世代の健康管理」シリーズ。
今回はそのひとつ、2022年3月に国の研究機関が「コロナは空気感染もする」と発表した時に書いた記事です。
*記録に残すため、当時記載したときの表現のままにしています。
国は海外よりもかなり遅れて「空気感染」を認めた
先日、自分史動画を撮影させていただいた主演者の方(80代の女性)がおっしゃったのは、「感染したら最後だと思ってましたから」。
やはりコロナへの感染をとても恐れておられて、少し離れたところに住んでいるお友達にもコロナ以降は全然会えないとのことでした。
ご高齢者はとくに、電車に乗って出かけたり、人の多いところへ行くのもためらわれますよね。
2022年3月28日、国立感染症研究所が「新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染経路について」を発表しました。その中で感染研としては初めて、コロナウイルスの感染経路に空気感染(エアロゾル感染)もあると明記しました。
これまでずっと、感染経路は飛沫感染と接触感染であると言い続けていたのですが、WHOは2021年4月に空気感染も感染経路のひとつと認めましたし、夏頃までには「むしろ空気感染こそが主な感染経路」と指摘する専門家が増加し、世界は日本よりも早く空気感染対策に取り組んでいます。
朝日新聞AERAdot.は、感染研が今ごろ発表したことが波紋を呼んでいるとして、日本の感染対策をこれまでミスリードしてきた可能性もあるという専門家の声を載せています。
振り返ってみれば、発表された3月28日は月曜日で新規感染者数が少ない日。しかも年明け以降では最も少なくなった谷間の時期です。それ以降はBA.2系統への置き替わりや新年度による人の動きが多かった影響で感染者数が増加に転じることが予想されていたので、発表の時期を見計らったようにも見えてしまいます。
本ウェブログでは、2021年8月25日付記事『現代版「ええじゃないか」』で、主な感染経路は空気感染らしいとして、そうならば今の感染対策を切り替える必要があると書いています。
また2022年1月8日付記事『「うがい」も重要なのでは?』では、WHOから「オミクロン株は鼻やのどなど上気道で増殖しやすい」との見解が出されたのを受けて、感染対策として「うがいも重要」と書きました。
その頃から、空気感染対策の必要性は分かっていたはずです。
対応の切り替えには時間が必要。周知を早めにしてほしい
私たちは必要な感染対策を報道で知ります。
あまり効果がない対策が推奨され、本当に必要な対策が報道されないと、余計なところに意識が行ってしまい、本来すべき正しい行動ができず、感染を減らすことができません。
例えば飲食店の場合、パーテーションを設置したり客が入れ替わるたびにテーブルを拭くという、これまで常識とされていた対策よりも、換気して空気を入れ替えることのほうが重要なのであれば、そのように報道するべきです。
粒子が小さいエアロゾルは、換気が悪い部屋では、なんと数時間も室内に漂っているそうです。ウイルスを放出した人がとっくに立ち去った後も空気中に残っているのです。このことはまだまだ知られていないのではないでしょうか。
そんなに長く空気中にウイルスがいると知れば、誰でも「窓を開けて換気しなきゃ」「窓が開かないマンションなら空気清浄機を付けなきゃ」「空気が淀んでいる場所へ行くのは避けなきゃ」と考えるはずです。
売れ筋の空気清浄機を見てみると数千円で10畳用タイプが買えて、「強」運転なら8畳程度の空間を約25分で清浄できるようですので、買う人はもっと増えるのではないでしょうか。飲食店ではパーテーションがあってテーブル拭きをしていても安心はできず(パーテーションはむしろ換気を妨げます)、換気を十分に行っているかどうかをチェックすることになりますよね。
買い物でお店に入るたびに入口に置かれた消毒液をつけたり、人が近くにいない屋外でもマスクを付けているといった対策よりも、きれいな空気の場所を選ぶこと、そしてやっぱり帰宅後の「うがい」が重要だということになります。
いったん身に付けた毎日の感染対策を世間全体が別の対策に切り替えていくには時間も必要です。
正しい情報・より新しい情報をできるだけ早く、広く、世間に知らせてほしいと思いました。
皆さまはコロナ禍について、どんなご経験や思い出をお持ちでしょうか。
そのご経験や思い出を自分史ビデオや終活で作成する動画にいれませんか。
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吉川 友清
一分一厘舎代表。
映像作家、終活ライフケアプランナー・防災士・援農ボランティア。
2021年3月より自分史動画・終活動画制作専門の「My History Video」サービスを提供中。
制作・撮影・編集ほか、事業全般を担当している。