ニラを栽培しているのはきれいな花を鑑賞するためではなかったのですが・・・

昨秋に初めて播種して栽培しているニラが春から成長して夏を越え、先日花を咲かせました。白くて繊細な花です。
「食用じゃなく観賞用か?」と思われるかも知れませんが、本来は食用です(笑)。しかし売っているニラのように葉が幅広くて分厚い状態にならず、いつまで待っても細いままです。そのうえ料理して食べてみると葉の繊維が固くて噛み切れないので、食べたいと思えません。一部の枯れた葉が糸くずみたいに絡まっていて取りにくいです。さらにニラと同じような葉のイネ科の雑草が株間に生えていて、収穫で一緒に刈り取ってしまうとほとんど見分けがつかないので、あとが大変です。
それで、そのまま放置していたらトウが立って花が咲いたというわけです。ユリ科ネギ属なので小さな一つひとつの花はネギの花に似ていますが、ネギ坊主にならずまばらに咲いていてきれいなので観賞用にもなりますね。
おかげでニラの花というものを初めて見ることができたものの、このままで置いておけませんので、野菜としての改善方法を調べてみたら原因かと思われるものが見つかりました。
まず葉が固いのは肥料不足が考えられるようです。確かに化成肥料を定期的に追肥するのをサボっていました。2週間毎に与え続ければ柔らかくなるかも知れません。
葉の幅が狭くて厚みが足りないのは夏場の育ち方で、気温が下がる秋は太くなってくるという解説がありました。もしそのとおりなら、これから新しく伸びていく葉は太くなるはずです。

これらを試してみるため、写真撮影後にいったん全ての株を捨て刈りし、雑草を引き抜いて肥料を播きました。順調にいけば20日程度で20cm位に伸びるようなので、追肥を行いながら次に伸びてくる葉に期待しようと思います。
ニラは多年草のため数年間繰り返し収穫できるというのが魅力で始めたものの、初回からうまくいくほど簡単な野菜ではありませんでした。少なくとも食用可能な柔らかいものが採れないと今回のように花を見るだけになってしまいますので(笑)、まずは今回のリベンジの結果が出る約20日後の状態を見てみたいと思います。
近くの農家さんは多品目を栽培していますがニラはやったことがないと言っていましたので、産地のように専用のハウスでないとやはり栽培管理が大変なのでしょうか。
野菜栽培を楽しんでいるところや苦労している場面を映像にして終活動画や自分史ムービーに入れませんか。ぜひご相談ください。
このリベンジの結果はこちら。
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