終活世代の健康趣味・街道歩き 第14回:川崎街道・府中街道(3)
終活を始める年令に決まりはありませんが、定年後から80歳過ぎくらいまでのお歳でまだまだ元気な方々をあえて終活世代と呼ぶなら、その皆さまの健康維持に最適な趣味のひとつが街道歩きではないかと思います。
街道歩きは一人でもふらっと日帰りのお出かけができて、電車賃程度の出費で済み、まとまった距離を歩いて足腰を鍛えられ、単発ではなく何回かの連続企画となる、まさに最強の趣味ではないでしょうか。
関東・甲信で日帰り可能な範囲の街道歩き情報をお届けするこのシリーズの第14回、川崎街道・府中街道(3)です。
高津交差点から武蔵小杉まで
溝の口駅から高津交差点へ戻り、歩行を再開します。
駅から高津交差点へ出る道は途中で1回曲がるだけですので複雑ではありません。
しかし溝の口駅はJRと東急が十字にクロスしているため、外に出る場所は4つあります。
こういう駅は得てして間違った場所へ出てしまうんですよね、と思っていたら、案の定、間違えてしまいました。
おかげで正しい道へ戻るのに大回りして余計な時間がかかりました。
さて、どこにでもある住宅・商業地域を通って進み、第三京浜をくぐるあたりまで来ると、少し雰囲気が変わって町工場や物流拠点などが出てきます。道幅が少し狭くなり、車も混雑気味です。
こういうところはなぜか埃っぽく感じます。実際に空気が悪いかどうかは分かりませんが、不思議なものです。
等々力緑地の横を通ります。等々力競技場は川崎フロンターレのホームスタジアムですね。
それを過ぎると武蔵小杉のタワマン群が近づいてきます。
武蔵小杉駅の周辺は、再開発されてきれいな新しい街になっています。しかしそれも長くは続かず、またすぐに工場・事業所や住宅、店舗などが混在する従来からの中原区の風景に戻ります。
JR湘南新宿ラインをまたぐ跨線橋の上で振り返って見ると、下の写真のとおりタワマンが一部のエリアにかたまって建っているのが分かります。
武蔵小杉から川崎宿まで
JR南武線の平間駅を過ぎ、鹿島田駅近くの下平間交番交差点で広い南部沿線道路と合流して道幅が広がります。
幸区役所の横を通って遠藤町交差点で国道1号線と交差します。
この交差点はどちらの道路も道幅が広くて交通量も多いため、横断歩道がなく歩道橋を昇り降りしなくてはなりません。疲れているときに歩道橋を渡るのはとても辛く、歩行者用信号や横断歩道を探しても見当たらなかったので、うらめしい気分になりました(笑)。歩行者の安全のために設置しているのでしょうが、車を優先しているように思えて、歩行者に優しくないですね。
JRの線路の手前、幸町交番前交差点付近で多摩川の河川敷に接します。この街道は日野からずっと多摩川と並行するように通っているのですが、川べりに近づくのはこれが最初で最後です。交差点にある陸橋の上から見ると、見晴らしがよくて気分が軽くなります。すぐ先に見える鉄橋の向こう側には六郷橋があり、その右側が川崎宿ですので、もうすぐです。
現在の府中街道はこの交差点を川崎駅方向に曲がり、駅の手前で線路を越えて東口が終点になっています。
今回は昔のようにこのまま直進して川崎宿へ向かいます。
JR・京急本線・京急大師線を越えて、六郷橋から続く本町交差点で東海道と接続します。ついに川崎宿へ到着です。
東海道を川崎駅方向に歩いて、東海道川崎宿交差点のたもとにある「東海道かわさき宿交流館」に立ち寄りました。
ここは東海道を歩いた時に通っているのですが、その時は立ち寄れませんでした。日本橋から神奈川宿まで27.5kmの距離を普通のスニーカーで歩くという無謀な行動のせいで、足のあちこちが疲れではなく怪我のレベルで悲鳴をあげている状態で先を急いでいたため、立ち寄る余裕もなかったのです。
ここなら、日野までの街道を昔は川崎側でどう呼んでいたのかが分かる資料があるかも知れないと期待しました。
しかし東海道のことは展示物が充実していて詳しく説明されているものの、残念ながら府中街道や日野への道については展示物や資料棚の書籍を見ても分からずじまいでした。
まあ、川崎から日野まで行く用事は余りなかったということでしょうね。
この日の歩行距離は12km、歩行時間はちょうど3時間でした。駅へ向かって歩いている人に抜かされるくらいですから、歩行速度は普通よりも遅いと思います。持久走なので、速度はセーブしています。
足の痛みは前回よりも少なく、脚力はだんだん戻ってきているように思います。
これで川崎街道・府中街道の日野~川崎間を歩き切りました。
最終回は川崎宿から大師道の3.5kmを歩いて川崎大師のご縁日に参拝する予定です。
ゆっくり時間をとって参拝しようと思い、最終区間の歩行距離が短くなるよう各回の歩行距離を割り振っていたのです。
自分史動画や終活で作成する動画に街道歩きの様子を入れるのもいいと思いませんか。ご希望の際は、可能な限り同行撮影させていただきます。
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吉川 友清
一分一厘舎代表。
映像作家、終活ライフケアプランナー・防災士・援農ボランティア。
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制作・撮影・編集ほか、事業全般を担当している。