お仕事の様子をビデオで撮影します(2) 農家さん

農家の皆さん、ご自身が農作業しているときのいろんなシーンを入れた自分史動画・終活の動画を作りませんか。
当舎の自分史動画や終活の動画に入れるシーンは人生を振り返るインタビューだけでなく、他にも「その方らしさ」が出ているさまざまなシーンを入れることができます。
動画で人生を語るにあたって、本来外せないほど重要なのは「お仕事」ですよね。
とはいえ、世の中の多くの方はサラリーマン。
お仕事中のシーンの撮影は、こういう目的の動画では会社や職場から立入・撮影の許可がいただけないことが大半ですし、定年等による退職後は職場から離れてしまい、ビデオで撮るのは容易ではありません。
ですので、そのような制約が少なくビデオ撮影しやすい職業の方は、お仕事の様子を動画に入れられるチャンスをお持ちです。
そのひとつ、今回は「農家さん」へのご案内です。
当舎の主な営業範囲である東京・神奈川は都市農業になりますね。都市農業はかつては将来の宅地供給源であるかのように見られていましたが、今は行政もその重要性に気付き、意義が見直されています。
しかし農業人口は年々減るばかりです。
横浜市で見てみると、6年ほど前の「2015年農林業センサス報告書」のデータで販売農家さんは2000戸程度、農業就業人口は4000人余りでした。
一般市民はこの数字を結構多いと思うかも知れませんが、1990年は販売農家さんが4000戸程度、農業就業人口は12000人余りでしたので、それぞれ2分の1、3分の1にまで急速に減少しています。
高齢化や後継者問題で困っておられる農家さんも多いでしょう。
稲作、畑作、果樹、植木、花き、畜産それぞれの分野で、丹精込めて「育てる」というすばらしいお仕事をされている農家さんは尊敬されるべき存在だと思います。皆さん、手間のかかる作業を丁寧にされていますよね。
高度な専門技術をお持ちのベテラン農家さんが日本中で年々減少しているのは残念でなりません。
長年続けて来られた栽培や飼育のお仕事ぶりを映像で残しておくことも大事なことと思います。
また、ご先祖から農地を代々引き継いできた農家さんの場合は、昔の経営内容から現在までの変遷について、伝え聞いていることをご子孫に語り継ぐことも大事だと思います。
農家さんはご自身で経営し、作業もご自身の畑や施設で行っておられ、ビデオの撮影許可もご自身で決めていただけるので、お仕事の様子を動画に記録しやすいです。これはサラリーマンなど他の多くの方にはなかなか叶わないことです。
撮影内容は、愛情をかけて行っておられる栽培や飼育の各種作業、丁寧に品質を高める出荷準備作業、市場・JA・店舗・処理施設等への出荷、庭先販売している無人直売所への品出し等、主な作業の様子を収録しながら、経営拡大に向けて努力して来られたこと、苦労してきたことなどをお話しいただくほか、この道に入られた当時のこと、先祖代々農家さんの場合は昔の経営内容からの変遷について、思い出のエピソード、やりがいを感じた場面、長年の間に考え続けてきたこと、今のお気持ち、今後のこと、ご家族や周囲の方への思いや感謝等、たくさんの話題の中からお話を伺ってまいります。
畑や施設内で気を付ける点をよくお伺いして、ご迷惑にならないよう注意しながら撮影します。
長年携わり、生活の糧として来られたお仕事の様子から、「その方らしさ」もたくさん伝わってきます。
世の中には撮影許可が取りにくいお仕事の方もたくさんおられますので、撮影に大きな支障がないお仕事をされている方は、ぜひ自分史動画・終活の動画のワンシーンに加えることをお勧めいたします。