自分史動画や終活の動画の制作サービスを選ぶときの12ポイント 

終活動画・自分史ビデオ制作サービスを選ぶときの重要ポイント

 自分史動画や終活の動画の制作サービスは、提供する事業者によってサービスの内容や範囲がさまざまかと思います。
それ以前に、このサービスを何と呼ぶのかさえバラバラです。

 これでは選ぶ側のお客様も、検索した際に主なサイトが表示されているのかどうかや、どのような基準でどこのサービスを選べば良いのかなど、いろいろとお困りになるのではないでしょうか。

 そこで今回は、サイトを検索する際のキーワード例自分史動画や終活の動画の制作サービスを選ぶときの重要ポイントについてまとめておきたいと思います。
それぞれのポイントに関する当舎の内容についても、合わせて記載いたします。

 当舎のサイトはどのようなキーワード検索でお調べになったでしょうか。
そのキーワード以外にもさまざまなキーワードがありますので、それらでも検索を試してみてください。
当然ではありますが、検索キーワード次第で表示されるサイトが異なってきます。
このサービスを示すキーワードには、例えば以下のものがあります。

    • 自分史ビデオ
    • 自分史ムービー
    • 自分史動画
    • 自分史映像
    • 終活動画
    • 終活ビデオ
    • 終活ムービー ・・・

 「ビデオ」「ムービー」「動画」「映像」等には意味の違いはそれほどないと思いますので、事業者毎の考えで付けていると言って良いかも知れません。
「自分史」と「終活」は、サービスの内容や提供範囲の違いにつながることもありますので注意が必要です。
「自分史」の場合は、終活というものをとくに意識していない方や、必ずしも終活の一環という訳ではなくてもひとつの区切りとして人生を振り返り映像にまとめたい方へのサービス、あるいはご家族からのご依頼やプレゼントとしてのご利用も含まれてきます。
一方で「終活」の場合は、ご自身からご家族に向けた遺言めいた動画や、自らの葬儀での上映を想定した動画などに特化しているケースもあります。

従いまして、イメージとしては「自分史」>「終活」というように、「自分史」のほうが取り扱う範囲はより広いこともありますので、詳細は各サービスの内容をご確認ください。

 事業者毎にサービスの内容や提供範囲が異なるかも知れないポイントがいくつかあります。
お客様がそれらの各ポイントについてどのような内容を望まれるかによって、利用されるサービスを選んでいただくと良いと思います。
それでは主なポイントを順に見ていきましょう。

 実際にお客様のところへカメラを持って訪問し、ビデオ映像の撮影を行うかどうかです。
撮影を行わないサービスプランは、基本的には写真(紙焼き又はデータ)を一定枚数お預かりして、多くの場合はスライドショーのような形で作ることになります。
撮影がない分、料金が抑えられていて利用しやすいプランです。ただ、お客様のいま現在のお姿・お話しぶり・ご様子やしぐさなどのビデオ映像は作品に入りません。
サービスによっては撮影を行う代わりにお客様のほうで撮影した動画を使用することもあるかも知れません。
お客様が撮影するときはなかなかプロのように撮れないかも知れませんが、撮影場所・構図・光の当たり具合・環境音・音声ノイズ・手ブレなどにご注意ください。

当舎の場合
 ビデオ撮影がご事情により困難なお客様やお望みにならないお客様のために、お手持ちの写真や動画のみで制作する「写真編集プラン」もご用意しています。

ただ、どちらかといえば、当舎は撮影を行うプランをメインに位置付けております。
その理由は、お客様のいま現在のお姿、お人柄、お気持ちや思いといったものをビデオ映像で表現するほうが、より良い動画になると考えるからです。
写真と比べて、ビデオ映像から得られる情報量は圧倒的に多いです。
使用する写真も、お話の音声をかぶせて表現することにより、当時の状況のご説明やそのときのお気持ちが付け加わって写真が格段に引き立ち、写真だけを見るときよりもずっと印象深いものになります。

 実際に撮影を行う場合は、何を撮影するかがサービスによって異なることがあります。
一般的にはインタビュー撮影を行い、インタビュアーの質問にお答えいただいているお姿とお話を記録します。
その撮影素材を編集して、写真等を表示させたりしながら作品を制作します。
しかし撮影内容がインタビューだけですと、ビデオ映像としては椅子やソファなどに座ってお話しされているお姿ばかりになり、変化が少なくて視聴者は退屈しかねません。
そこでインタビュー撮影だけでなく、他のシーンの撮影も行うか行わないかがひとつのポイントになります。
例えばご自宅での日常生活の様子や趣味を楽しんでいるお姿等を、家の外も含めて撮影するかどうかです。

当舎の場合
 当舎はお客様の自然なお姿をドキュメンタリー・ムービーとして表現することを重視していますので、インタビュー撮影だけということはありません。
インタビュー撮影では、前に置かれているカメラに慣れてくるまでは少し身構えてしまう方もおられます。
そのため、普段のご様子を横から撮影すると自然なお姿になって、重要な映像になります。
何をどこまで撮影できるかは各プランの撮影日数で変わります。撮影1日のプランでは家の中やご自宅周辺だけの場合もありますし、2日のプランなら趣味で行く所や縁のある所など、ご自宅から少し離れた場所での撮影も可能です。

 サービスによっては、例えば終活という観点で、ご家族へのメッセージや遺言に近い内容のお話をビデオレター風に記録するのが主体のものもあるかと思います。
それ以外では、人生の歩みを振り返るもの、いまの日常の暮らしぶりや趣味を楽しんでいる様子、これからの人生をどのように過ごしていこうかというお考えなど、内容はさまざまです。
それらのうちどこまでを入れられるかは、サービスによって異なることがあります。
ご家族にひと言残したいのか、人生を振り返りたいのか、自分の自然な姿を記録したいのか、お客様によってご希望内容はさまざまかと思います。
従いまして、それらのご希望が叶うサービスを選択していただくのが良いと思います。

当舎の場合
 当舎では終活ライフケアプランナーの資格を有しているように、終活の観点でご家族へひと言残したい等のご希望に沿うことはもちろん可能です。
同時に、終活とは関係のないお客様でも、人生の歩みの振り返り、日常生活や趣味のご様子、これからの人生についてのお考えなど幅広い内容に対応しており、お客様のさまざまなご希望に沿って作品を制作しています。
打ち合わせのときにご希望をお伺いして詳しくご相談し、作品に入れる内容や撮影するシーンを決めてまいります。

 一般的に写真の説明など必要な場合はテロップが入りますが、インタビューなどビデオ映像の撮影シーンでお客様がお話しされている内容の全てにテロップが入るかどうかは、サービスによって異なるかも知れません。
アナウンサーのように音声がクリアで誰でも聞き取りやすければテロップは不要かも知れませんが、一般の方のお話はそうでないことも多いです。
また、とくに作品をご高齢の方が見る機会があるときは注意が必要です。
ご高齢になるほど耳が遠くなる方が多いので、どなたにも内容がよく分かるようにするためには、できるだけ発言の全てにテロップを入れておくのが望ましいです。
そのような対応を各サービスが行っているかどうかは細かい部分ですのでサイトに書かれていないかも知れませんが、大事なことですので事前に確認しておくのが良いかも知れません。

当舎の場合
 当舎では、お客様がお望みでない場合などを除き、通常は発言している箇所の全てにテロップを入れております。
ご高齢者が見ることを想定して、耳が遠くても内容が分かるようにするためです。
またテロップの文字についても、見えにくい方に配慮して少し大きくするように心がけております。

 ナレーションが入るか入らないかもサービス毎に異なる可能性があります。
ご希望される場合にオプションで入れられるところもあるかと思います。
ナレーションを入れるか入れないかは、お客様のお好みもありますが、入れることにより以下のようなデメリットもありますので注意が必要です。

  • ナレーションで「ここはこういうことです」などと説明してしまうと、視聴者が自由な見方や感じ方をすることに影響が出る。
  • ナレーターの性別・声質・読み上げる速度等によって作品の雰囲気がガラッと変わってしまうため、ナレーターは誰でも良いというものではなく選定が難しい。
  • 修正が生じて別途録り直した場合、ナレーターによっては声質を前回と同一に合わせるのが難しく、違和感が出ることがある。料金も追加になる。
  • 良いナレーターほど料金が高い。同時にナレーション原稿の作成・ナレーターの手配・音声収録等で制作業者の負荷が増加して制作料が高くなる。

 従いまして、ナレーションが入るか入らないか、入れるか入れないかについても、気になる方は事前に確認したり検討されるのが良いと思います。

当舎の場合
 当舎はドキュメンタリー・ムービーとして制作していますので、映画などと同様に、ナレーションを入れない「ノーナレ」を基本として作品を構成しています。
当舎のインタビュアーの姿や質問するときの声も、原則的には入れないようにしています。
その理由はやはり上記のデメリットの部分が大きいですが、それ以外にもナレーターやインタビュアーが作品に入り込むのを避け、よりお客様に焦点を当てて、その自然なお姿を表現するという作品づくりを指向しているからでもあります。
それでもナレーション入りをご希望されるときはご相談に応じております。

 サービスによってはBGMを指定曲の中からお客様が選べるところもあるようです。
ご自身で選べると満足度も高いかと思いますが、作品の内容にぴったりフィットする曲を選ぶのはなかなか難しいもので、曲自体は感じが良くても作品の雰囲気にあまり合わないことがあります。
ご自身で選べる場合は、申し込み前の試聴は難しいかも知れませんが、曲数がどの程度用意されているのか等は事前にご確認されてはいかがでしょうか。

当舎の場合
 選曲については基本的に当舎へお任せいただいております。
その理由は、新しい曲が次々と生まれていますので、できるだけ多くの曲の中から作品の内容にちょうどフィットする曲をさがして選ぶためです。
例えば「辛かったけれども、懸命に頑張っていた」とか「うれしかったが、今や遠い思い出になってしまった」などの複雑な感情にマッチする曲、微妙な曲調でそれらが表現できる曲を選ぶ作業は、実際の編集段階で試行錯誤しながら行いますので、当舎にお任せいただければ幸いです。
なお、BGMはメインテーマ曲だけでなく、場面に応じて挿入曲も入れ、合計で数曲使用することがあります。
もしBGMがお気に召さなかった場合は、仮編集試写でご覧いただいた際に差し替えをご希望いただくことが可能です。

 完成するまで作品の内容が全く分からないと、やはりご不安かと思います。
途中段階で一度見ることができて、場合によっては「ここの部分はこう直してほしい」と修正を依頼することができれば安心です。
そうしたステップが制作の流れの中にあらかじめ用意されているかどうか、事前にご確認されることをお勧めいたします。

当舎の場合
 『制作の流れのページ』に記載しているとおり、当舎では制作途中でご覧いただく機会を仮編集試写と最終確認試写の2回ご用意しています。
試写でご覧になった際に、気になる箇所があれば修正のご指示をいただいております。

 上映時間は編集作業量に影響しますので、各サービスのプランで料金とともに決まっているかと思います。
どの程度の時間が妥当かどうかは、その作品の内容によって変わります。
例えば撮影を行わず写真のスライドショーだけであったり、入れる内容がご家族へのメッセージだけということでしたら、短かくても良いと思います。
もし撮影を行ってさまざまなシーンを入れるとなると、例えば5分以内というような短い設定だと入りきらないシーンが多くなり、物足りないものになるおそれがあります。
一方で上映時間が長いのは良いことばかりではなく、視聴者が見ていて飽きないかどうかという問題が起こりますし、料金も高くなっていきます。
いずれにしましても、上映時間は作品に入れる内容や量とご予算との兼ね合いで、事業者とご相談のうえ決められてはいかがでしょうか。

当舎の場合
 当舎は『プランと料金のページ』に各プランの上映時間と料金を記載しております。
上映時間が一番短い「写真編集プラン」は10~15分程度を基本としていますが、これでもかなりの内容のお話を入れることができます。

一方、撮影を行う「撮影1日プラン」は上映時間20分前後、「撮影2日プラン」は上映時間30分前後を基本としています。

ただし、内容が豊富な場合は、作品をより良くするための当舎判断で、これらの上映時間はさらに長くなることがあります。
これは当舎からのサービスですので、料金が上乗せになることはありません。

 映像制作にはかなりの時間と労力がかかりますので、自分史動画や終活の動画に限らず、映像制作料はある程度高額になることが多いかと思います。
撮影をどの程度行うのか、上映時間はどのくらいか、その他上記各ポイントの内容がお客様のご希望に沿っているかどうかや、金額をサイトに明記しているか、事業者と接触して信頼感を得られるかなど、総合的にご評価いただいて、ご予算との関係や、動画のクオリティに対して料金が妥当な水準かどうかにご納得されることが大事だと思います。

当舎の場合
 当舎の料金設定の考え方は『当舎の料金設定について』に詳しく記載しております。
できるだけご負担を抑えて多くの方に自分史動画や終活の動画を作っていただき、「作って良かった」と感じていただきたいため、安心料金で設定しております。
「料金が高いほどクオリティも高いに違いない」とストレートにお考えにならずに、料金は料金で、クオリティはクオリティで、それぞれ比較していただければと思います。
当舎のクオリティはサンプル映像をご覧いただいてご確認ください。

 映像制作の分野では「料金は全額先払い」という事業者も多く存在します。
撮影や編集に相当な人件費等がかかり、事業者によってはそれらの外注費用が発生するため、お客様のお支払が滞り回収できなくなるリスクを回避したいというのもやまやまです。
ただ、先払いになる場合はお客様が早めの段階でご納得されていることが大事ですので、気になる場合は支払時期をご確認いただいてはいかがでしょうか。

当舎の場合
 当舎の料金支払いタイミングは『制作の流れのページ』に記載しております。
制作料の50%は準備費用等に充当するため制作着手前にお支払いいただき、交通費精算等を含む残額は作品完成・納品時にお支払いいただくこととしております。

 事業者の所在地とお客様のお住まいの地域が近ければ気にならないかも知れませんが、打ち合わせ・撮影・試写・納品等でお客様の元へお伺いする際の交通費等はプラン料金に含まれているのか、それとも別途請求されるのか、あるいは方の地域はそもそもサービス対象区域外なのかは、サービス毎に異なっている恐れがありますので、早めにご確認いただくのが良いと思います。

当舎の場合
 お客様がお住まいの地域が近いか遠いかによって金額が異なる交通費等は、実費でご精算いただくのが良いと当舎は考えております。
また、この設定によりサービス提供区域を限定する必要がなくなるため、全国のお客様に対応しております。
制作料と交通費(必要な場合は宿泊費も)を合算した大まかな金額はお手元でもある程度計算が可能かと思いますが、概算見積書をご請求いただければ、より明確に把握していただけます。
制作料と交通費や宿泊費を合計した金額で比較していただければ幸いです。
詳しくは『プランと料金のページ』をご覧ください。

 当舎のお客様の中に他社様のサンプル映像を見たという方がおられて、こう仰っていました。
「出ている人がすごく流暢に話していて。あれは役者さんなんでしょうかね。私はあんな風に上手に話をすることはできないので、気が引けてしまいました。良いビデオはできないんじゃないでしょうか
このお客様は、撮影の時は役者さんのように流暢ではなくてもお客様らしい普通の話し方でたくさんお話をお聞かせいただき、良い作品が完成して「いずれ続編も作ってほしい」と仰るほど大変喜んでいただきました。
このように、あまり立派に作り込まれたサンプルをご覧になるとかえって気が引けてしまうこともあるようです。
また、自分の作品もサンプルと同じように仕上がるだろうと想像されて、ご自身の作品ができた際にサンプルとの違いが目についてしまうかも知れません。
人によって人生が全く異なるため、自分史動画や終活の動画も手づくりの一点物で、それぞれの作品がお客様に合わせて作られます。
ですのでサンプル映像はあくまでもひとつの制作例としてお考えいただき、あまり影響を受けないようにされるのが良いと思います。

当舎の場合
 当舎はサンプル映像3本をお客様の声とともに『サンプル映像ページ』で公開しています。
プロモーション用に作ったフィクションではなく、実際に制作した作品の抜粋・再編集版です。

自分史動画や終活の動画は、いわばプライバシーのかたまりです。
内容を抜粋したとしても作品をWebサイトへアップするのは望まれないお客様が多いのですが、その中で3組のお客様にご了解をいただいて掲載しました。
サンプル映像は抜粋版のため作品のストーリー全体はお分かりいただけませんが、ひとつのご参考用にしていただけましたら幸いです。

また、必要な箇所にぼかしやモザイク処理を行っていますので、ご了承ください。

 いかがでしょうか。
ぜひご参考にしていただき、ご希望に合ったサービスを選んでいただければ幸いです。

一分一厘舎 My History Video のサイトには自分史動画・終活で作る動画に関する多彩な情報が数多くありますので、タイトルをクリックしてご覧ください。
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