終活動画・自分史動画の業者選び|失敗しない12のチェックポイント

終活動画・自分史動画の業者選びで失敗しない12のチェックポイント

 終活動画や自分史動画は、多くの方にとって一生に一度の大切な制作物です。
ところが、動画制作の世界には “料金が不明瞭で、実際は高額だった” “希望を伝えても、あまり聞いてくれない” “顧客本位でなく、業者側の進め方が優先されてしまう” など、お客様からよく聞くトラブルが少なくありません。

 この記事では、制作業者の選び方や注意点を探している人に向けて
「業者選定で失敗しないために知っておいていただきたい12のチェックポイント」
を、実際の事例を交えながらわかりやすく解説します。

 あなたにちょうどいい業者とはどんな業者か、考える材料にしていただければ幸いです。

・終活動画・自分史動画を初めて検討している方
・業者選びで失敗したくない方
・料金や制作内容を事前にきちんと知りたい方
・業者の誠実さや安心感を重視したい方

 最初に動画の目的をはっきり決めておきます。
具体的には「誰に向けて」「どんなことを伝えたいか」「そのために最低限入れたい内容は何か」です。

 制作目的が曖昧なまま進めると、
「家族に伝えたいことを動画にするはずが、自分の履歴を並べただけになった」
「インタビューシーンばかりになり、日常での自然な姿も入れたほうが良かった」
「大切な思いを語ったシーンが業者にカットされ、心残りになった」
などのミスマッチが起こりがちです

 動画の目的(誰に向けた動画か、何を伝えたいのか、入れたい内容は何か)を箇条書きにしてみます。

 それをもとに業者と話し合い、提案やアイデアを受けて、さらに内容を豊かにしていく方法もあります。
そのためには、アイデアの引出しが多い業者か、親身に対応してくれる業者かを見極める必要があります。

事例

当舎のお客様の中にも「業者の提案力や親切さが物足りず、選定候補から外した業者があった」とおっしゃる方がおられます。
これは、終活動画・自分史動画の専門性が高いか低いか、業者都合優先か顧客満足第一か、ということでもあります。

チェックポイント

誰に向けて、何を伝えたい動画なのかを、業者と共有できているか

 希望していることがあれば、契約前にできる限り業者へ伝えます。
例えば、思い描いている動画のイメージ、撮影してほしいシーン、BGMの雰囲気などです。
そして、その希望が叶うのかどうかを業者に確認します。

 仮編集試写の段階まで進んでから、「実はそうではなくて、こうしてほしかった」という部分が多いと、内容によっては撮影しておらず入れられなかったり、編集の大幅な後戻りが必要で対応できないこともあります。

 業者の方針次第では、ミスの修正以外は対応しなかったり、追加料金が必要なこともあります。
希望内容を全て伝え切るのはなかなか難しいことですが、契約前にできる限り業者と共有し、希望どおりに対応してくれる業者かどうか確認することが重要です。

 イメージしていることや入れたい内容は、契約前にできるだけ業者へ伝えます。

 例えば ”NHKファミリーヒストリーのような動画がいい“ ”日常のリラックスした自分の姿を撮影してほしい” ”BGMはピアノよりもギターの優しい音色がいい” というイメージをお持ちなら、それを業者へ伝えてください。
そのうえで業者が対応可能かどうかを確認します。

 しかし、頭の中にあるイメージを言葉で伝え切るのは、なかなか難しいのが現実です。
業者によっては、お客様にさまざまな質問や確認をしながら、それらを引き出してくれるかも知れません。

 その意味では、終活動画・自分史動画を専門に制作している慣れた業者を選定することも大事です。

事例2

当舎のお客様の中にも、ご自身のイメージや希望をあまり聞かれず、業者側の考えで制作するという業者があったそうで、選定から除外したという方がおられます。
当舎はお客様にいろいろなポイントをお尋ねしながら確認し、お考えやご希望をできる限り共有するように心がけています。

チェックポイント

契約前に、イメージや希望を十分に伝え、それに対する業者の反応を確認したか

 業者の営業・監督/ディレクター・撮影・編集などの担当人員体制は多いほど良い訳ではなく、デメリットも大きくなります。
お客様の動画を作る際の人員体制を契約の前に確認します。

 担当人員が多ければ手をかけて制作してくれるとのイメージをお持ちかも知れませんが、以下のデメリットも生じます。

  • お客様のお考えを直接聞いていない担当者が増え、社内での「伝言ゲーム」は情報の抜け漏れが起こります。
  • 力量や熱意は個々の担当者に温度差があります。
  • 関わる人数が増えるほど人件費(=料金)が高くなります。
  • 映像のクオリティが高くなるとは一概に言えません。

 例えば、TV番組制作を主業としてきた業者の場合、終活動画・自分史動画という分野に必ずしも最適化されているとは限りません。
多くの場合、撮影は数人体制で、編集や営業・事務はさらに別の人員が担当します。
使用するカメラはいろいろで、小型や旧式もあります。
料金はTV業界に準じた水準で、一般的に高いです。
もちろん、TV制作会社のすべてが終活動画に不向きという意味ではありません。

 一方、ドキュメンタリー映画の世界では、一人で監督・撮影・編集を行い(ディレクターズカメラ手法)、優れた映画作品を制作しているプロも多く存在します。
一人が全ての情報を把握して制作し、人件費は一人分です。

 TVと映画を比較して、どちらかが優れていると言えるでしょうか。

 業者で営業・監督/ディレクター・撮影・編集・納品物作成・事務を担当するのが何人で、そのうちお客様に直接接するのはどの人かを確認します。
そのうえでメリット・デメリットを評価して、業者を選定するのが得策です。

事例3

TVの取材にはいろいろなレベルがあり、実際に放送されている映像も玉石混交状態です。

この間、街で民放TVの有名番組がインタビュー撮影をしている現場を見かけました。
取材クルーは3人組で、カメラマンは画質があまり良くない旧式小型カメラを使用、アシスタントは音声担当ではなく、主に三脚の運搬係です。
このような取材は一人で可能ですし、良いカメラを使えばもっと良い映像を撮影できます。
当舎はTV業界でも主力級の新機種カメラを使用しており、ディレクターズカメラ手法で取材しています。

チェックポイント

実際に自分の動画を担当する人が誰か、体制と役割を理解しているか

 料金は信頼できる業者かどうかを判断する最重要ポイントのひとつです。
料金以外の項目だけで比較しても、正しい比較や判断はできません。
料金がサイトに明記されているか、金額は高いか安いか、公平・公正な料金設定かを確認します。

 一般的に、料金が事前に分かることは利用者にとって安心材料になります。
ところが、終活動画・自分史動画の業界には料金を明記していない業者も存在するようです。
その真の理由は部外者には分かりませんが、いずれにしてもお客様から見れば業者都合優先で、顧客にとって有益でなく、不信感も生まれることでしょう。

 料金が高額な場合、そのサービスは料金に見合っているか?という視点を持つことは大事です。
業者に聞けば「ウチはこれだけ素晴らしい」と、 ”高い理由” を説明されるかも知れません。
しかし、動画制作で「料金が5倍・10倍高ければ、クオリティも5倍・10倍良い」ということはあり得るでしょうか。
無駄な費用であれば負担する必要はなく、費用対効果・コスパの観点は重要です。

 同時に、「安ければいい」という訳でもありません。
制作コストを下げるために、同じ構成にして短時間で制作していたり、同じBGMを使ったり、写真のキャプション(テロップの文章)をお客様から提出させたり、というようなマニュアル化・省力化などをしていないかを確認する必要があります。

 副業やアルバイト感覚で安価に提供している業者もいるようですが、制作能力や専門性の点で注意が必要です。
氏名・住所・電話番号・メールアドレスなどが非公開のスキル提供サービスに出店している業者もいます。
終活動画・自分史動画はお客様のプライベート情報をお預かりして制作するため、事業者情報が分かりにくい場合は慎重に判断する必要があります。

 予想外の高額になったり、動画の完成段階で初めて料金が分かるのを避けるには、金額を明記していない業者やあいまいな書き方の業者は利用しないほうが無難です。

 逆に、料金が極端に安価な場合は、動画のクオリティや業者の信用度を慎重に見極めてください。

事例4

当舎のお客様は、「料金を全く記載していなかったり、『だいたい○○万円』『○○万円~○○万円くらい』などと不明瞭な業者は信用できない」として、候補から外したそうです。
当舎は料金とその根拠を「プランと料金」ページに記載し、交通費など実費請求分も含めた詳細な概算見積書を事前にご提示しているため、予想外の料金になることはありません。
創業時から、「料金が高すぎると終活動画・自分史動画を作る人が限られてしまい、普及につながらない」という考えにより、できるだけ多くの方の手が届く料金水準にしています。
クオリティ低下につながる省力化は行っていません。

チェックポイント

料金が明確に提示され、その内訳や根拠に納得できているか

 取材時の交通費は必ず発生し、何らかの形でお客様のご負担となります。
交通費が料金のどこに入っているのかを確認する必要があります。

 東京の事業者を、東京のお客様と大阪のお客様が利用するケースで考えてみます。

 制作料はどちらのお客様も同じはずです。
ところが制作料に交通費が含まれる場合、普通に考えればその制作料には大阪往復に足りる交通費分が入っていて、東京のお客様も(知らないままに)負担させられるおそれがあります。

 そうでなければ、大阪のお客様は交通費が別途請求される仕組みで、サイトに記載せず、大阪のお客様だけに説明するのかも知れません。

 このように交通費は負担方法が不明瞭になりがちで、過分に支払わされるおそれもありますし、ひいては事業者の信用度にも関わります。

 制作料に交通費は含まれるか、本来不要な交通費分まで負担させられないかなど、交通費の負担方法をよくご確認ください。

事例5

当舎は「プランと料金」ページに詳しく記載のとおり、制作料と交通費を分離し、交通費は実費の立替精算としています。
契約前にお渡ししている概算見積書には、移動方法やルートを詳しく想定して、できる限り正確に算出した交通費を記載しています。
当舎のお客様は、「分かりやすく、公平な仕組みです」「制作料+交通費の合計額で比較しても納得できる水準です」と仰っています。

チェックポイント

交通費の扱いが明確で、不公平な負担になっていないか

 料金を支払うタイミングが「全額後払い」「一部前払い・残額後払い」「全額前払い」のどれかを確認します。
中途解約時の返金規定も確認してください。

 全額前払い式だと、何らかの不満があっても支払留保できませんし、解約規定次第では中途解約時の返金が難しいかも知れません。
「動画は完成し、契約義務を果たした」と言われて、料金は戻って来ない可能性があります。

 どんな契約内容でもお客様が納得していれば良いのですが、少なくとも契約前に、料金を支払うタイミングと返金規定は知っておく必要があります。
サイトに記載していないこともありますので、詳しく説明を受けるなどして慎重にご確認ください。

事例6

動画制作関係ではありませんが、私の個人的経験で、ある制作サービスを料金前払いで利用した際に同じ問題が起ったことがあります。
修正依頼しても「ミスではないため修正には応じられない」「完成まで進めて契約義務は果たした」として押し切られました。
法律上は成果物に瑕疵がなければ問題なくても、顧客満足度はとても低い対応でした。
これは動画制作サービスでも起こり得ます。

チェックポイント

支払い時期や返金規定について、事前に十分説明を受けているか

 業者の制作プランがビデオ撮影を行うものかどうか確認します。
撮影を行わないプランは、料金を抑えられますが、いまのお姿のビデオ映像は動画に入りません。
撮影を行うプランでは、料金内でどんな内容の撮影を行って動画に入れられるかを確認します。

 撮影内容がインタビューだけの場合、座って話しているシーンばかりで変化の乏しい映像になり、見る人が退屈になります。
インタビュー撮影以外にどんなシーンの撮影をどこまで対応してくれるか次第で、終活動画・自分史動画のクオリティは大きく変わります。

終活動画・自分史動画に入れる内容には、

  • 人生の歩みを振り返るシーン
  • いまの日常の暮らしぶりや趣味を楽しんでいるシーン
  • 大事な行事など特別な機会のシーン
  • これからの人生をどう過ごしていくかを語るシーン
  • 家族に向けたメッセージを伝えるシーン

など、さまざまなことが考えられます。
尺の関係で全部は無理でも、入れたいシーンが入るか入らないかは動画を作る意義にも関わることです。

 また、業者が撮影シーンのアイデアを出せたり提案できると、自分では思いつかなかったシーンも入って動画の質がグンと上がります。

 撮影してほしい内容の希望があれば、それが実現できるかどうか、契約前に確認してください。
業者によってはプランの範囲外として撮影できなかったり、別料金で対応すると言われるかも知れません。

 撮影シーンのアイデアや提案がどの程度もらえるか、そのような提案に熱心な業者かどうかもご確認ください。

事例7

当舎のお客様に、ある業者は入れられる範囲に制限があり、対応が硬直的で候補から外した、という方がおられます。
入れられるシーンが限定されるだけでなく、柔軟性のない姿勢が「一事が万事だろう」と思われたそうです。

また、当初はインタビューシーンしかイメージがないお客様がおられました。
当舎がお話を詳しく伺っていくと、仕事とご病気のことがお客様にとって重要なテーマと理解しました。
そこでいくつかアイデアをご提示した結果、働いていた職場やその周辺と、通院している病院でロケ撮影を行いました。
プランの範囲内ですので料金は変わりません。
なじみ深い場所でのお客様は自然な表情で映り、映像がリッチになるとともにストーリーに深みが生まれました。

チェックポイント

どんなシーンを、どこまで撮影・収載できるかを確認しているか

 業者のサンプル映像を見ることは重要です。
サンプルが実際のお客様の作品か、それとも最初からプロモーション用に作られたものかを見極めるのも大事です。
同時に、サンプルにあまり影響を受けないようにすることも必要です。

 映像はひとつのアートですので、作る人の数だけ違った作品になります。
終活動画・自分史動画も、業者や担当監督/ディレクターによって作風が異なります。
撮影する内容がインタビューだけか、日常の姿など他のシーンも入るか、それはどの程度入るのかなどの方針も、業者によって変わります。
従って、その業者がどんな作風か、どんなシーンを撮影して入れているかが分かるサンプル映像を見ておくことは重要です。

 サンプル用に一から作ったプロモーション映像は、誰からも評価されたいと慎重に作り込んでいたり、中には役者を起用したフィクションもあるようです。
そのレベルの仕事を皆さまの動画で期待しても、同じにはならないかも知れません。

 サンプル映像の登場人物が立派だと、かえって引け目を感じることもあります。
期待しすぎるのも引け目を感じるのも避けるため、サンプル映像にあまり影響されないことも必要です。

 サンプル映像がない業者は実態が分からないため、リスクが大きくなります。

 サンプル映像が実際のお客様の作品でなくプロモーション用に作られたものだと、ご自身の動画は同等にならないおそれがあります。
作り込まれた「隙のない姿」と、その方らしい本当の姿とでは、どちらが皆さまの参考になるでしょうか。
サンプル映像を見る際は、実作品かプロモーション用かを判別する視点もお持ちください。

事例8

当舎のお客様にも、サンプル映像がないと言った業者は様子が分からないため候補から外した、という方がおられます。
別のお客様は、業者の作り込まれたサンプルを見て「あれは役者さんなんでしょうかね。私はあんなに流暢には話せません」と気後れしてしまったそうです。
当舎で緊張を解きほぐしながら撮影すると、普段の話し方で良いお話をたくさんお聞かせいただきました。
当舎のサンプルは、「サンプル映像」ページに記載のとおり、実際の作品をお客様にご許可いただいて抜粋・再編集したものです。

チェックポイント

作り込まれたサンプルでなく実際の制作例を見て、作風や考え方が自分に合っていると感じたか

 制作プランで定められている動画の上映時間(尺の長さ)は、内容次第で延ばすことができるか、業者の柔軟性を確認します。

 動画編集では、良い内容を多く入れたい一方で、「尺が足りない。もう少しあれば入るのに・・・」と思うのが日常です。
しかし上映時間は編集作業量や人件費コストに直結するため、制作体制や方針によっては、上映時間を厳格に管理せざるを得ない業者もあります。

 TV番組制作では、定められた尺にピッタリ合わせないと納品できないため、収まらない内容はどんどん切り捨てます。
カットされた内容を取材先が残念に思っても、TV局など納品先の評価が優先されます。

 ところが、終活動画・自分史動画の場合、お客様は納品先であるとともに取材先でもあります。
どの部分が入っていないかもすぐに分かり、カットした内容によっては心残りになりますので、より丁寧な対応が必要なはずです。

 もし業者が良い動画にしようと考えるなら、「尺を少し延ばせば入るものは入れてしまおう」という柔軟性も必要です。
従って、業者にその柔軟性があるかどうかは重要です。

 業者が提供しているプランの上映時間を確認し、ある程度の幅があるかどうかを見ます。
上映時間に幅がない場合は、尺の管理が厳格で、入らない内容は見送られる可能性が高いです。

 サイトに上映時間が書かれていない場合は、さらに注意が必要です。
例えば尺が延びても利益が出るように料金を高くしていていたり(短いと損になる)、尺を延ばすと料金が加算されるおそれもありますので、慎重にご確認ください。

事例9

当舎で制作したお客様の終活動画・自分史動画は、その大半が「プランと料金」ページに記載している上映時間よりも長い尺で完成させています。
利益至上主義でなく顧客第一主義ですし、TV業界の常識とは無縁ですので、良い内容は可能な範囲で盛り込みたいからです。
とはいえ、取材した内容の全てを載せるのは不可能です。
そのため、仮編集試写の際に「載っていない内容で入れてほしいものはありますか?」と確認しています。

チェックポイント

上映時間にある程度の柔軟性があり、内容重視で調整してもらえそうか

 BGMは誰がどのように選定するのか、著作権の問題はないかを確認します。 

 業者によっては、候補曲の選択肢からお客様が選ぶスタイルもあるようです。
しかし、気に入った楽曲でも、編集に入れると動画の雰囲気に合わないことも多く、本来の選曲作業には試行錯誤の「生みの苦しみ」が伴うものです。
お客様が選曲すれば業者はラクになり、お客様の満足度も高まるように思えますが、動画のクオリティはむしろ下がる可能性があります。

 終活動画・自分史動画には親の苦労や生きざまなど、ご家族の心に沁みるエピソードも入ってきます。
BGMにはシーンを引き立たせて深い印象を与える役割がありますが、選曲に失敗するとその効果はなくなります。

 例えば「とても辛かったが、懸命に頑張っていた」という複雑な心境のシーンにはどんなBGMが合うか考えてみていただくと、選曲が簡単でないことをお分かりいただけるでしょうか。

BGMを選定するのは業者かお客様か、また、業者がBGMの選曲をどのように考えて行っているかを確認します。

事例10

当舎のお客様とご家族に完成動画を上映した際、重要なエピソードの場面で、BGMの印象も相俟ってご家族が深く感動され、涙を浮かべておられました。
当舎は特にご指定があった場合以外は基本的に当舎が選曲しています。
候補曲は固定せず、日々生まれる新曲も選曲候補に加えています。

チェックポイント

BGMの選曲方法について安心できる説明があったか

 ナレーションが入るか入らないか、入る場合はどんなナレーターを起用しているかを確認します。 

 ナレありとノーナレのどちらかが優れているということはなく、お客様のお好み次第です。
動画の雰囲気は以下のように違いますので、お好みの手法で制作している業者を選択する必要があります。

  • ナレあり
    TV風に近い。言葉で内容を説明するスタイル。内容が分かりやすい。
    その反面、ナレに誘導されて自由な見方や感じ方がしにくくなる。
    ナレーター料や手配・台本作成・編集などナレ関連の費用が料金に組み込まれる。
  • ノーナレ 
    ドキュメンタリー映画風に近い。言葉や音声だけに頼らず映像で伝えることを重視する。
    "ながら見" でなくじっくり見るスタイル。向き合って見ていないと内容が伝わりにくい。

 ナレーションの有無で作品の雰囲気が変わるため、選定は重要です。

 コストダウンのためにAI音声を使用しても、繊細な感情を声に乗せるのはまだ無理です。
低料金の素人ナレーターを使って声質を専用ソフトで変換しても、素人っぽさはそのまま残ります。

 一方、有名なナレーターを起用するとナレーター料はかなり高くなります。
従って、業者の起用ポリシーが重要になります。

 ナレありとノーナレのどちらがいいか決まっている場合は、その手法で制作している業者をさがします。
決めかねている場合は、両方を制作している業者を選定して、制作時に相談するのが得策です。

 また、どんなナレーターを起用しているかの起用ポリシーを説明してもらい、業者の考え方に納得できるかどうかを判断します。

事例11

当舎のお客様で「NHKプロジェクトX風のナレーションを入れてほしい」と希望された方がおられます。
番組を見たことがあればお分かりと思いますが、ナレーターは男性で、あまり若くなく、低めの落ち着いた声。
語尾は「~だった」「~した」など "である調" で、ゆっくりとした自然な語り口。
ナレーターさがしも、このような基準で行いました。
ナレーター候補のサンプル音源を聴いたお客様は、すぐに「申し分ないです」と起用決定。
ナレ原稿は "である調" で作成し、収録時は細かい部分を指摘・調整しながら話してもらいました。
その結果、ご要望どおりのプロジェクトX風ナレーションを入れることができました。

チェックポイント

ナレーションの有無や声の質について、希望に応じて相談できるか

 編集途中で動画の内容を修正依頼できる機会の回数・内容・件数や、修正が別料金かどうかを確認します。

 テロップ表記の間違いなど業者のミスもありますので、修正機会は当然設定されているはずです。
しかし、ポイントは修正機会の回数だけではありません。

 どんな内容の修正依頼ができるか。
ミスの修正だけか、それとも「間違いではないが、こう変えてほしい」という要望も聞いてくれるかどうかです。

 聞いてくれる場合は、無制限に何度でもというのは困難ですので、何か上限があるか、あるいは別料金なのかも知れません。
業者の対応や動画の内容にご満足されるためには、修正ポリシーを契約前に理解しておくことが重要です。

 内容を確認し修正依頼できる機会がいつ・何回あるか、ミス以外の修正も要望できるか、依頼できる上限件数などの ”縛り” 、別料金扱いとなるかなど、業者の修正ポリシーを確認します。

 柔軟性がなく業者都合優先だとお感じになれば、動画完成時に満足できないおそれがあります。

 一方で、無制限に修正を繰り返すのは難しいこともご理解ください。

事例12

当舎はミス以外の修正依頼もお受けしていますが、修正のご要望を驚くほどたくさん出したお客様がおられました。
これは想定外でしたが、技術的にできない修正やクオリティを下げる修正などを除き、大半のご要望は反映させていただきました。
すると修正した映像を見て「やっぱりやめて、こうしてみてほしい」と再修正のご要望を出されました。
お客様自身が監督/ディレクター役になり、好きなように何度も修正を重ねたかったようです。
お客様満足第一とはいえ、際限なく修正を続けるのは困難です。
その後は一定の範囲でご了承を得て完成となりましたが、当舎としてはお考えを事前によくお伺いしておくべきでした。

皆さまの中には、ご自身が映画監督役になって業者を差配したい方がおられるかも知れません。
もし、全てのシーンや細部に至るまでご自身のこだわりを反映させたい場合は、契約前に業者と十分に話し合い、合意しておくことが大切です。

チェックポイント

修正できる範囲や回数について、事前に理解・合意できているか

 最後に、上記12項目のチェックポイントを一覧にまとめた「チェックリスト」を掲載します。
業者との契約前に確認しておくことで、「思っていた内容と違った」「想定外の費用がかかった」など、完成時の後悔を減らすことができます。

終活動画・自分史動画を依頼する前の最終チェックリストpng

 チェックが多く入るほど、後悔の少ない業者選びに近づきます。
すべてのチェックポイントに ✔ が入る必要はありません。
大切なのは、ご自身が「これなら安心して任せられる」と思えるかどうかです。


 終活動画・自分史動画は、「完成したら一回見て終わり」というように消費されて消えていく動画ではなく、ご家族の宝物として長く残る作品です。

 このチェックリストが、納得のいく制作につながれば幸いです。

HOME
 当サイト全般のご紹介、当舎が選ばれている理由、お勧めしたい皆さまなど、自分史動画や終活で作る動画の概要をまとめてあります。
当舎について
 当舎の概要、自分史動画制作サービスを始めた理由、「一分一厘舎」の名前の由来、代表者についてのご説明をまとめてあります。
制作の流れ
 最初にお問い合わせをいただいた後、どのような流れで制作を進めていくかについて詳しくご紹介しています。
プランと料金
 各制作プランやオプションの内容と料金を詳しくご紹介しています。料金はいずれも安心価格ですので、ぜひ比較してみてください。
サンプル映像
 実際に制作した作品のサンプル映像3本とそれぞれのお客様の声をご覧いただけます。当舎の映像クオリティをご確認ください。
関連情報
 自分史動画作りに関するさまざまな角度からの情報ページが多数あり、そのメニューページです。自分史動画関係の情報量は随一です。
ウェブログ
 自分史動画にも通じる各種話題の記事ページが多数あり、そのメニューページです。
お問い合わせ
 当舎にお問い合わせいただける入力フォームのページです。こちらからお気軽にお問い合わせください。
プライバシーポリシー
 お客様の大切なプライバシーを守るため、個人情報保護法等に基づいて当舎が取り組んでいる内容を記載しています。

代表者写真

一分一厘舎代表。
映像作家、終活ライフケアプランナー・防災士・援農ボランティア。
2021年3月より自分史動画・終活動画制作専門の「My History Video」サービスを提供中。
制作・撮影・編集ほか、事業全般を担当している。