自分史動画と終活で作成する動画との違い
ある方から、「自分史動画と終活動画(終活で作成する動画)はどう違うの?」というご質問をいただきました。
そこで、この2つの違いについて当舎が考えていることをご説明したいと思います。
自分史動画
自分史動画は、ご自身の人生の歴史を振り返って、いろいろな節目のときの思い出やお気持ち、今どんな暮らしをしているかの紹介、これからはどんな風に生きていこうかという思い、大切な方々に伝えたいこと、等々の中から動画に入れたい内容をご相談しながら決めて一本の動画にまとめるものです。
終活や人生の終わりを特に意識した内容ではなく、何かの節目やきっかけで「ここでいったん人生を振り返ってみよう」というものですので、内容は自由に幅広くお考えいただけます。
例えば、お仕事やご趣味などで節目となることがあったとき、何かを達成したとき、きりの良い年令になったとき、ご家族様や身近な方に変化があったとき、その他の個人的な節目があったときなど、「人生の途中」で制作するというイメージです。
ですので、人生の後半で1回だけ作る場合が多いですが、かなりのご高齢になってからでなくても良く、また1回だけに限らなくても良いので、例えば現役世代の40~50代くらいで何かの節目にひとつの区切りとして1回作り、その後また次の人生の節目で続編を作るということもできます。
撮影を行う制作プランなら、入れるシーンは人生の歩みを写真を使って紹介することに加えて、例えば日常生活の様子、趣味の様子、ご家族様との様子、思い出の場所への訪問、お墓参りの様子、やりたかったことを実現する様子、得意なことをしている様子、定年退職日の様子、長年続けてきたことを終えるときのシーン、ペットとご一緒のシーン等、さまざまな場面の中から各プランの撮影時間数の中で可能なものを、ご相談しながら選定していただければと思います。
このように、自分史動画は自由な発想で幅広い内容を選んで作れるところが良さです。
終活動画(終活で作成する動画)
終活動画は終活の一環で作るものですので、やはり「人生の終わり」を意識した内容が含まれます。
とはいえ、作る時期は「人生の最後」とは限りません。
終活自体がいつでも始められるのと同様に、終活動画の作成もいつでも良いと思います。
例えば入院先へお伺いして撮影するというのは、ご要望があれば可能な限り行いますが、できればお元気なときに普段のお姿を撮影したほうが良いでしょう。
ですので、むしろ「まだはもうなり」とお考えになってはいかがでしょうか。
自分史動画と異なる部分は、その終活動画を誰に、何のために見せるかによって決まります。
ご自身のお葬式で上映して参列者に見てもらうための動画か、それともご家族様や近親者様に対して生きているうちに伝えたい言葉を残すことを重視した動画か。
それらの目的に応じて、終活動画にふさわしい内容を撮影・編集していきます。
お葬式での上映を想定するのでしたら、これまでお世話になった参列者の方々への感謝の言葉を入れたり、ご自身による「ご会葬御礼挨拶」を入れることさえ可能です。
逆に、どなたが見ても差し支えないよう、プライバシーに関する部分は慎重に考えながら入れていきます。
全体のトーンは、BGMを含めて穏やかな感じでまとめるのが無難です。
また、参列者に配慮して、耳が遠い方でも内容が分かるように文字テロップをたくさん入れておくのが良いと思います。
お葬式で終活動画(写真を集めたスライドショーでなく、ビデオ撮影して作られた動画)の上映をご覧になったことがある方は、生きているお姿をもう一度見ることができて、あるいは動画で初めて知ったことがあったりして、特別深い印象をお感じになったことと思います。
参列できなかった方も視聴できるよう、ご家族様からYouTubeへアップしていただき、特定の方だけが見れるように設定して、サイトURLのQRコードを入れた手紙・葉書・電子メールなどでご案内していただくことも可能です。
(YouTubeへのアップにあたっては注意していただくことがありますので、あらかじめご相談ください)
ご家族様や近親者様だけに見てもらうことを想定するのでしたら、不特定多数の人には見せられない内密な内容や、ご家族様等のみに向けた踏み込んだお話を入れることもできます。
遺影写真は知らない人が見ても顔しか分からず、どんな方かが伝わりませんので、終活動画はご子孫に向けてお人柄や大事な話を伝えられる、大切な機会にもなります。自分らしさを前面に出して良いので、個性やお好みに合わせたトーンで作れます。
また、ご家族様から「このシーンを入れてほしい」とリクエストしていただいて収録することもできます。
例えば、ご家族様に好評な得意料理を台所で作っているシーンとか、家でいつもしている行動や日課(ソファに座って読書している、縁側で爪を切っている、老眼鏡をかけて新聞を広げている、愛犬と散歩している・・・等のシーン)、ご家族様だけが知っているご本人の癖が出ているシーン、等々です。
自分史動画と終活動画にはこのような違いがあります。
もっとも、自分史動画として制作したものをそのままお葬式で上映することも、内容次第では十分可能になります。
そのため、制作開始時に動画の制作目的や想定される上映機会等、ご要望を詳しくお聞かせいただいて、ご相談しながら制作が可能な範囲で内容を決めていければと思います。
写真のスライドショーだけの動画ではなく様々なシーンを撮影して編集するとなると通常は料金が気になるところですが、当舎はできる限り安心価格でご提供しているのが強みです。
ご検討されている方はぜひ一度お問い合わせください。
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吉川 友清
一分一厘舎代表。
映像作家、終活ライフケアプランナー・防災士・援農ボランティア。
2021年3月より自分史動画・終活動画制作専門の「My History Video」サービスを提供中。
制作・撮影・編集ほか、事業全般を担当している。