「帯に短し襷に長し」のエンディングノート選び
エンディングノートは書くのにそれなりの時間と労力がかかりますが、その前に「どれを選ぶか」も結構大変です。
どういうことなのか、またその結果私が選んだものについて書きたいと思います。
私の母は終活という言葉や概念がまだない時代に亡くなりました。
残された家族は、預金通帳、形見分けにするアクセサリー類、子どものへその緒など、家宅捜索するようにさがし回りました。
そうした家族の負担を軽減するために一種の「引き継ぎ書」として、ざまざまなことの処理方法や希望を書いておくことがエンディングノートの役割の中で大事な部分ですね。
私自身も「エンディングノートなんてまだまだ先でいい」とは言えません。
書店に行けば何種類も売っていますし、百円ショップにも置いてあります。ネットで無料ダウンロードできるものもあります。
先日からそれらを一つひとつ見比べているのですが、それぞれが独自性を出そうとして編集しているので、中身は結構違います。
それとともに、記入項目が多岐にわたり過ぎていたり記入欄に欲しい欄が無かったりで、どれも「帯に短し襷に長し」という感じです。
なかなか「これ!」という一冊が見つからず、見比べているだけで結構疲れました。
書きたいことは人によって千差万別なので、幅広いニーズに応えるためたくさんの記入項目を用意しているのでしょう。
しかし項目が多ければ多いほど欄を埋めていくのが大変になりますし、必要ないと思う項目も多くなり、なかなかフィットしにくいです。
それでさらにネット検索でさがしたところ、この問題を解決してくれるものが見つかりました。
「日刊葬儀新聞」(こういう新聞があるんですね、初めて知りました)というところが配布しているWORDファイルで、ダウンロードして入力するタイプのものです。
合計130ページとすごい量で、不要な項目もたくさんあるものの、PDFではなくWORDなので要らない項目はどんどん削除できますし、入力欄を自分で好きなように修正・追加することもできます。
表紙も写真のとおり業務文書のように武骨な感じですけれども、自分でタイトル部分を変えたり写真や絵を入れたり、デザインを好きなように変更できます。
もともとユーザーがカスタマイズしながら使うことを考えて作っているように思います。
入力途中は印刷せずそのままファイルで保管できますし、いったん入力した内容の書き直しも簡単です。
唯一残念なのはきれいな装丁であらかじめ印刷・製本されていないという部分ですが、それでも自由にカスタマイズできるという点で、今のところ私はこれが最も使いやすいです。無料提供に感謝です。
他のサイトではEXCELベースで入力するタイプもあります。自由に加工できるという点では同じ良さがありますね。
選び方は人それぞれですので、きれいに製本されていて記入項目が多いのがよろしければ書店で選ぶのがいいと思いますし、少ないページ数で簡易製本された気軽なものがよければ百円ショップ、無料にこだわるならネットでさがす、ということかと思います。
いずれにしましても、有料のものは事前に中身を確認してから購入することをお薦めします。
おそらくそのうち、WEBベースで記入項目や各記入欄の設定、表紙とページのデザインなどを自分で選択して入力・保存・印刷できるようなサービスが登場するのではないかと期待しています。
人生を記録する方法にはいろいろあり、それぞれに長所と短所があります。
エンディングノートは「引き継ぎ書」的に各種データを一括記録するのに優れており、自分史動画や終活で作る動画は”その人らしさ”をまるごと映像に記録して人生の歩みとともにまとめるのに最適の方法です。
ぜひこれらを組み合わせていただければ幸いです。
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吉川 友清
一分一厘舎代表。
映像作家、終活ライフケアプランナー・防災士・援農ボランティア。
2021年3月より自分史動画・終活動画制作専門の「My History Video」サービスを提供中。
制作・撮影・編集ほか、事業全般を担当している。