ビデオ撮影なし・写真だけで自分史動画を作りたい方もぜひご相談ください

先日、あるお客様から「動画の主人公となるべき親が他界してしまったため、これから写真だけで自分史動画を作れないか」というご相談をいただきました。
お話を伺っていて「ビデオ撮影がどうしてもできないケースもある」ということに改めて気付かされました。
当舎の自分史動画は、ビデオ撮影を行って編集することを原則としてまいりました。
その理由はシンプルで、せっかく動画を作るのに写真だけで作ると、動く映像が全くないうえにお声も入らず、ありのままのお姿を記録することができないからです。
短期間で制作し回転率を上げて売上を伸ばすため、あるいは料金を安く見せるため、という制作側の都合で写真だけの制作プランをご用意するのは、上記の考え方には合いません。
また、当舎はビデオ撮影を含む充実したプランでも安心価格で設定していますので、写真だけのプランは不要かと考えてまいりました。
しかし、考えてみれば、このケースのように主人公の方が他界されている場合や、その他にも病床におられる場合、ご高齢でお話しいただくのが難しい場合、ビデオ撮影されるのがどうしてもお嫌な場合など、現実にはさまざまなご事情でビデオ撮影ができないケースがあると思います。
このような時に当舎をご利用いただけなかったり、他に良い事業者も見つからずに結局諦めてしまわれたりすると、「お客様のお役に立つことができない」という本末転倒で痛恨の出来事となります。
それは売上云々の話ではなく、お客様にとって一番良いことをさせていただきたいという当舎の思いとは正反対だからです。
そのため、このケースでは実際に制作をお受けし、写真や資料を使用して親御さんの自分史動画を制作させていただきました。
完成した作品は写真をただ年令順に並べたスライドショーのようなものではなく、若い頃の生き生きとしたお姿やその後の人生の転機、晩年のお幸せなご様子などを写真で表現し、ご家族の皆さまのコメントや証言などもテロップで入れて、「人生のストーリーを写真で描いたドキュメンタリー」と言えるものになりました。
私自身、親御さんにはお会いしたことはないのにその生きざまやお人柄が伝わってきましたし、皆さまも動画をご覧になれば同じように感じると思います。
お客様は「完成した動画を見て、思わずうるっと来てしまった」とおっしゃって、大変喜んでいただきました。
ビデオ映像なしという制作条件の中ではとても印象的な良い動画が完成して、当舎としてもほっとしました。
実はこのお客様は関西の方で、撮影がありませんので訪問もせず、メール・電話とZoomだけでやりとりして制作しました。
Zoomのご使用は初めてだったそうですが、基本的な操作で十分ですので、少しサポートしただけで問題なく使っておられました。
従いまして交通費や宿泊費をご負担いただくこともなく、遠方のお客様にとっては費用面でもメリットがありました。
その代わり、お客様には当舎との連絡、写真・資料のご用意、写真の説明コメントやご家族の証言のとりまとめ、構成に関するご要望事項のご検討など、いろいろとご協力をいただきました。本当に感謝しております。
訪問しないと当舎は直接取材ができないため、このようにサポートしていただける方がどうしても必要になってまいります。
皆さまも、さまざまなご事情によってビデオ撮影なしでの制作をご希望される場合は、ぜひ一度お問い合わせください。
ご事情やご要望をお伺いして、当舎でお受けできるように最大限努めてまいります。