「人生は数十分の自分史動画に入りきらない。それでも作る価値はあるのか?」について 

自分史動画作りを考えている男性

 自分史動画や終活での動画作りをご検討中のお客様で、たまに話題になることがあるのが「長い人生でのさまざまな出来事はたった数十分の自分史動画にはとても入りきらないので、作る価値はあるのだろうか?」という点です。

 おそらく人生での出来事が非常に多い方、波乱万丈で話題がたくさんある方なのだろうと推測いたします。
そのような方は動画に入りきらない話題が多いので、
自分史動画や終活での動画を作ることに価値はないでしょうか?

 今回はこの点についてお答えしたいと思います。

 人生を振り返るインタビューでは2~3時間くらいお話をお伺いしますが、その分量は、例えば撮影1日プランのあるお客様の場合で、文字起こしするとA4版用紙にびっしりで計21枚、37,000字もの量になりました。
編集作業では、その中でとくに大事なお話から順に選んで動画に入れていきます。
もちろん、尺の関係で入れずに終わった話もあります。
それでも、撮影1日プランで目安としている上映時間20分を超えて、28分の長さにさせていただきました。

 編集するうえで当舎が重視しているのは、大事なお話をできるだけ多く入れることと共に、お客様の思いやお人柄が表われているシーンを逃さないように盛り込むことです。
当舎の自分史動画や終活での動画はお客様の心の部分を大事にしているからです。
そのため上映時間の目安を超えることも多々あります。超えた分はもちろん当舎のサービスです。

 サンプル映像Bのお客様には、仮編集試写でご覧いただいた際に「仮編集動画に入れられていないお話の中で、『やはり入れてほしい』というお話があれば入れますよ」の旨をお尋ねしたところ、「いや、これでいいですよ。大事な部分は入れてくれているし、そんなんは言い出したらキリがない。これで十分満足です」とのことでした。

 また、サンプル映像Cのお客様はまさに波乱万丈の人生で、話題が多いだけでなく、どのお話もすごくおもしろくて痛快でした。
このお客様はご友人から「あなたの人生は動画にはとても入りきらないよね」と言われたそうですが、その点はあらかじめご承知のうえで制作をお申し込みいただきました。
そして、日常の様子など屋外ロケも含めていろいろなシーンを撮影し、インタビューではたくさんお話しいただき、その中から重要なものをできるだけ多く選んで動画に収載しました。
完成した作品をご覧になったとき、「これはいい思い出になるなあ」と大変ご満足いただきました。
このお客様も、入りきらない話題については「そんなのはキリがないから」と、はっきり割り切っておられました。
さらに、ご家族が完成作品をご覧になってから、予想外の良い出来事があったとおっしゃっていただきました。
(詳しくは「サンプル映像」ページのサンプル映像Cのお客様の声に記載しています)

 他のいろいろなお客様のケースでも、編集した作品をご覧になるとほとんどご満足いただいていますし、「編集に入っていない大事な部分が多くて残念だ」とおっしゃる方は、これまでのところおられないですね。

 TVニュースのスポーツコーナーを例にして考えてみたいと思います。
プロ野球でご贔屓のチームの試合結果を見ると、3~4時間くらいの試合の中から数分間のシーンがダイジェストで放送されます。
試合の全ては当然伝えられませんので、試合展開で重要な部分から順に選んで編集されます。
例えば「エースピッチャーが完投で10勝目」とか、「9回裏に2点タイムリーが出て逆転サヨナラ」などという大きなポイントがあれば、外す訳にはいきません。
そのうえで、次に重要なシーンとして「9回裏の攻撃で送りバントの成功が逆転の呼び水になった」とか「4番がホームランを放ち、中盤で1点差まで詰めていたのが大きかった」などの材料があったとして、これらは時間枠次第で入ることも入らないこともあります。

 たとえご贔屓チームのダイジェストの尺が短くても、やはりファンは見たいものです。
「なんや、ホームランの場面はないんかい!」と思うことはあっても、「こんなに短いんなら、初めからやらんでいい」とはならないと思います。

 放送を見たことにより、試合の様子が映像でだいたい分かって満足する。
「映像にして見せること」と「それを見ること」自体に大きな価値があり、入っているシーンはその次だと思います。

 TVのスポーツコーナーも自分史ビデオも、あるいは他の映像コンテンツでも、尺の関係で入れられないシーンがあるのは避けられません。
それでも、「映像化して、見せること」の価値と「それを見て、内容が伝わってくること」の価値は確実にあります。

 ほんの数秒くらいの短いシーンであっても、そこですごく重要な一言を言っていたり、無言の瞬間でもその人の気持ちが手に取るように伝わってくると、それだけで映像の価値が大きなものになり、満足することもあります。

 逆に、例えば先日、3時間のドキュメンタリー映画を映画館で見たのですが、ダラダラと長くて、途中で苦痛になってしまいました。
ですから、長ければ良いというものでもないですね。

 遠い昔の子ども時代の暮らしぶりや、ご自身の親・祖父母との思い出とかルーツ・ファミリーヒストリーの話などは、ご家族の皆さまが知らないことが多いでしょう。
語れる立場の人が語り残しておかないと、その貴重な記憶は永遠に失われてしまいます。

 自分史動画や終活での動画にそれらの話を入れてご家族に見てもらうと、そのシーン自体は短くても、動画の内容をきっかけにしてご家族が興味を持ち、いろいろ尋ねてくることもあるかと思います。

 動画に入っていない部分を詳しく話してあげるとご家族との会話が弾み、いっそう理解を深められますし、ご一家の大切な情報を語り継ぐ機会にもなります。


 このように、自分史動画は重要な部分の話を逃さずに、できるだけ多くの話を入れることによって、ご満足いただけると考えております。

 お問い合わせをいただければ、お客様の自分史動画が具体的にどんな構成になりそうかを話し合ってご相談できますし、事前に内容をイメージしていただけると思います。

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