知らない祖先の遺影

知らない祖先の遺影の話

 代々の家族が暮らしてきた古い家だと、鴨居や長押(なげし)に何人かの祖先の遺影が並んでいたりします。最近は身近な祖先だけ、スナップ写真を小さな写真立てに入れて置いている家も多いですね。

 自分が生まれる前に亡くなった祖先の遺影や、知人宅で見かけるその家の祖先の写真など、会ったことがなくて知らない人の遺影や写真を見たことはおありでしょうか。

 私の祖父母にも、私が生まれる前に亡くなったため会ったことがない人がいます。
知らない人の遺影や写真を見ても、どんな人だったのかは想像がつきませんよね。

 小さい頃にそれらの祖父母のことを親に尋ねてみたことはありますが、子どもにも分かる程度のことを少し話してもらっただけです。
祖父母の何十年かの人生には戦争もあり、大変な思いもたくさんしながら懸命に生きてきたのだろうと推測しますが、今は両親ともに亡くなってしまい、詳しく語れる人はもはやいません。
こうして遺影や写真だけが残り、その人のことを語れる人もいつかは途絶えてしまいます。
いま考えれば、自分が大人になりいろんなことが理解できるようになったときに、改めて両親から詳しく聞いておけばよかったと思います。

 私の母が亡くなったのも何十年も前のことで、家族は母に会ったことがありません。
遺影を見て分かるのは「顔」だけで、たとえばどんな苦労をしながら子どもを育ててきたのか、どんな生き方を大切にする人だったのか、どんな料理が得意だったのかなど、私がよく知っている母のことが何も伝わりません。
写真から得られる情報はあまりにも少なすぎるのです。
機会があれば母のことを話したり、母の得意料理(といってもB級グルメの日常食)を再現して作ったりもしていますが、家族のために母の姿をきちんと完成した動画で残しておけば良かったと深く後悔しています。

自分史動画の制作を始めたのは、こうした自分自身の体験がもとになっています。

 長期連休でも帰省できずに電話だけするという方も多いと思いますが、そのような時に、会ったことがない祖先についてよく知っている家族がおられたら、詳しく尋ねてみるとよい供養になるのではないでしょうか。
また一番身近な両親についても、若い頃のことなど、まだ知らない話もたくさんあるかと思います。お元気でおられるのでしたら、そういう機会にいろいろ聞いてみてはいかがでしょうか。

自分史動画・終活動画・家族による親や祖父母の動画について、価値や作り方、残せる内容をさらに詳しく知りたい方は、以下の基礎ガイドもご覧ください。

(まず基本を知りたい方へ)

(目的や自分史動画との違いを整理)

(家族からのお祝いや記録に)

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一分一厘舎代表、映像作家。
2021年3月より自分史動画・終活動画制作を専門にサービス提供中。
動画の制作・撮影・編集ほか、全て私が担当します。
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