自分史ビデオのワンシーン(12) 最高にうれしかった時のエピソードを思い出してみてください

自分史ムービー・終活ビデオにはいろいろなシーンを入れられますが、今日は「人生の中で最高にうれしかった時のエピソード」を考えてみることをご提案します。入れるエピソードはひとつだけでなくても構いません。
「自分史」という言葉から、生まれてから現在までのご経歴を履歴書のように年表仕立てで紹介するシーンをイメージされる方が多いと思います。
もちろんそのようなシーンを入れるのもオーソドックスな方法です。
でもそれら自体は身長や体重と同じような「データ」ですので、それだけではお人柄とかどんなことを思いながら生きてきたのか等、"その方らしさ" は十分に出てきません。
忘れられない出来事の中で、どんなことを思ったり感じたりしたのか。そういうシーンにこそ "その方らしさ" が表れてきます。
ですので、そのような、心を動かされた時の話題を選んでみましょう。
「人生の中で最高にうれしかった出来事」を、思い起こしながらいくつかあげてみて下さい。
数や内容は人によってさまざまですので、特にいくつと決めなくて構いません。
「結婚した」「子どもが生まれた(生んだ)」「家を買った」「孫が生まれた」「試験に合格した」「希望していた仕事に就いた」「仕事でいいことがあった」「趣味でいいことがあった」・・・。どんなことでも結構です。
1つだけを選んだ方、3個・5個あげた方、10個くらいある方、いろいろかと思います。
次に、選んだ出来事に関連することで「その前後にどんなことがあったか」「そのとき、どう思ったか」を思い出してみます。
「どう思ったか」が重要です。その思いを大事な方と共有することをイメージしてみます。
写真や、関連する書類・資料などがあれば見てみてください。見ることによって当時のいろんなことが蘇ってくるかと思います。
こうすると、選んだ出来事についてのストーリーが繋がって「エピソード」になります。
それらを書き留めておくと忘れずに済みますし、読み返しているともっと思い出すことが出てくるかも知れません。
大事なのは「人と比較しない」ことです。
「自分は自慢できるような人生ではないからなー」とか「こんなことは人様から見れば大したことないなー」と思って取り下げないようお願いします。
自分史ムービーや終活ビデオは "人様よりも立派な人生を自慢するためのもの" ではないですよね。
起こった出来事の中でどんな思いをしながら生きてきたのかを、自分ひとりだけに留めておかずに大事な方々と共有しよう、と考えてはいかがでしょうか。
自分自身が思ったことは人様と比較するようなものではありませんし、そこに優劣もありません。
出来事を通して、何を思ってどう生きて来られたのかこそが「自分が生きてきた証し」だと思います。
それとともに、もし「『自慢ビデオ』みたいに嫌味なビデオになってしまうだろうから、作るのは嫌だなー」と思われるようでしたら、それはぜひ、一度ご相談いただければと思います。
当舎も嫌味なビデオにしたいとは思いませんので、そうならないように構成を考えて工夫させていただきます。
こうして紡いだエピソードがいくつかある場合は、どのエピソードをビデオに入れたいかを選んでみてください。
最終的にいくつ入れられるかはその他のシーンや全体の長さ(上映時間)との関係で決まってきますが、詳しくご相談のうえ、できる限りご希望に沿って構成するようにいたします。
何か気になることがありましたら、遠慮なくお気軽にご相談ください。真摯にお受けいたします。
当舎は自分史ビデオと自分史ムービー・自分史動画、終活ビデオと終活ムービー・終活動画を同じ意味で考えております。